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『あれ』
目が覚めると、見たことあるけど知らない天井があった
お「あ、起きた、良かったー」
視界には部屋着のおそ松くん
赤い半袖可愛いなぁ
ん、部屋着?
『え?』
まっておそ松くん部屋着?ってことはここおそ松くんの家?
ガバッと起き上がると、まだ脳に酸素が足りてないのか、若干クラクラした
お「あ、馬鹿そんな急に立ち上がるなって」
おそ松くんが優しく背中を押さえてくれた
『ごめん…ありがとう』
と言って私は腕を見た
…ん、知らない服、半袖、
左腕丸見え
『せ、セーターどこ!』
焦り散らかしながらおそ松くんに言うと
お「母さん洗濯してる、あ、それ着替えさせたの俺じゃねーからな母さんだからな変な気起こすなよ」
ん、てことは私今着てる服は誰の服よ
服を見ると赤色
お「俺とおそろい!…ったく、こんな暑いのに長袖着てるからぶっ倒れたんだろ?
正直俺焦ったよ〜?」
俺とおそろい!じゃないよ!!
いや、腕、腕!
どうしよう見られたってことだよねこの腕
傷つけてたのは知られてても、実際に見せたことは無いから
嫌われたよね
お「なぁその腕」
『…いいの』
治せとか言われるんだ
「厨二病みたい」
「キモ」
辞めて
やめてよ…
お「初めて見た、Aの腕。え、俺1年半くらいずっとお前と居るのに」
『え』
我ながら間抜けな声が出た
なんか、もっと気持ち悪がられると思っていた
お「何その顔、俺そんな変なこと言ったか?」
『や、いや』
お「どんな姿でも、AはAだろ?」
そう言って笑うおそ松くん、
心臓がぎゅってなる
『あ、そ、』
お「飲み物もってくるわー」
そう言うとおそ松くんは立ち上がって私の頭を撫でてから部屋を出た
『わ、ちょ』
おそ松くんが部屋を出て、私はおそ松くんの半袖パーカーの匂いをずっと嗅いでた
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作者名:うみちゃん | 作成日時:2023年11月26日 17時