日常 ページ2
お｢そんでさ…あ、トト子ちゃーん！！！！！｣
ト｢あ、おそ松くん、Aちゃんも！｣
お｢トト子ちゃんも一緒に帰ろー！｣
ト｢え、いいの？ありがとう〜！｣
『今日も疲れたね』
ト｢本当ね｣
お｢トト子ちゃん今日も可愛いね〜、いつも可愛いけど！｣
ト｢えへへ｣
ほーんと、お似合いなふたりだなぁ。
一緒に帰ろって言ったのに、私はまた後ろで独りじゃん
1人後ろを歩きながら、私は今日どこに傷をつけようか迷っていた
べつに。構って欲しい訳じゃない。
なんだろう。痛みが、唯一の生きてる証な気がして。
痛みを感じることで、何か、こう、生きてるーって感じがするんだよね。
なーんて、思いながら腕を見ていると
｢A、ちゃん、？｣
『あ、カラ松くん』
なんかその内気で大人しくて、優しい性格の彼と、なんか気があった気がして仲良くなった訳だが。
カ｢また、傷入れるの…？｣
『今回はボディステッチにでも挑戦しようかな』
カ｢え、、、｣
カラ松くんが怯えた顔をし始めた
カ｢い、痛いよ…？｣
うん、カラ松くん、私もそこまでする気は無いよ
『なーんてね、冗談だよ』
するとおそ松くんがこっちを振り返って
お｢なぁA、上島の国語の課題ってお前んとこのクラスと一緒？｣
『多分ね、』
お｢なぁ後で答え送ってよ｣
『うん、いいよ』
お｢さんきゅー！｣
カラ松くんも他の人たちも居るのに、
こうやって私を頼ってくれる
なんかそれが、トト子ちゃんに申し訳ないけど
トト子ちゃんに、勝ってる気がして
断れないんだよね。
悲しい感情と嬉しい感情が混ざって上手く笑えない
モヤモヤしながら歩いてる私を、カラ松くんはただ心配そうに見守ってくれていた
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作者名：うみちゃん | 作成日時：2023年11月26日 17時
