全日制の姫 2 (ページ21)

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姫71 ページ21

放課後。図書室に本を返し、放送室へ戻ろうとしていた。

するとたまたま村山さんに会った

村｢お！Aちゃ〜ん！
轟ちゃんとAちゃん付き合ったのね〜！！？｣

『む、村山さんどうしてそれを！？』

何故か村山さんが私と轟くん事情を知っていた。

すると村山さんは私にスマホの画面を見せてくれた

村｢これ｣

見るとLINの内容だった

轟Aと付き合ったから
村山えーまじ?狙ってたのになぁ
轟は?
村山冗談冗談〜、報告ありがとう
初々しいしくて可愛いね♡
轟うざ

『と、轟くんから？？？言ってたんですか？？』

村｢そ、俺もこんな連絡してきたの初めてだったからびっくりしたけどね〜

相当嬉しいんだろうね〜。大事にしてもらうんだよ？？｣

そう言うと村山さんは私の頭をわしゃわしゃと撫でた

村｢何かあったら言えよー？｣

そして｢じゃ｣と村山さんはプラプラどっかへ行ってしまった

そして村山さんがいなくなったと同時に轟くんが来た

轟｢おいAこんなとこで何してんだよ探したんだけど｣

『あ、轟くん、ごめん』

轟｢別にいいけど。定時が来る時間帯は一人でいるなって何回も言ってるだろ｣

轟くんは私の腕を引っ張り、そのまま歩き出した、

『ねぇなんかちょっと痛い、』

轟｢アンタさっき村山と居ただろ。｣

『え…うん』

そう言うと村山さんは腕を離し、私の事を抱きしめた

『え？』

『と、どろきくん？』

轟｢俺のだよ｣

『？？？』

轟｢Aは俺だけのだよ。｣

これはもしかして…

『甘えてる…？？？』

轟｢…ウザ。帰るぞ｣

そう言いながら若干顔が赤くなっている轟くんが見えた