全日制の姫 2 (ページ19)

今日:23 hit、昨日:19 hit、合計:8,407 hit

姫69 ページ19

今日の真の目的、それは

『これ可愛い！』

新しくできた石鹸屋さん

そこに売ってる洗顔用の石鹸を買いに来たのだ

轟｢いいじゃん｣

『轟くんもさ、一緒に使お！』

沢山の種類があって選べない…

全部かわいい…

轟｢俺はこれ好きかもな｣

『じゃあそれも買う』

こんな感じで決めて結局4種類くらい買うことにした

轟｢貸せそれ｣

『ん？どうしたの？』

轟くんは私の手から石鹸を奪い取るとそのままお会計へとすすんだ

『待って！』

轟｢うるさい｣

轟くんはそそくさと会計を終わらせてきた

『何円だった？』

お金を出そうとすると轟くんはそれをやめさせた

轟｢俺がしたかっただけ。さ、行くぞ｣

『でも』

轟｢Aは、俺のなんだから、黙って俺の言うこと聞いとけ｣

『ｯ!?…///』

耳元でコソッと呟かれ、ビクッとした

轟｢じゃあ、行くぞ｣

脳内パンクしそうな私の手を優しく握って、轟くんは歩き出した

しかも恋人繋ぎ。

やばいよこれ普通に…ねぇ？

轟｢なに、ジロジロ見て｣

『え？あ、いやその…かっこいいなって…』

轟｢…バカ何言って｣

｢アンタ本当に…｣

と、繋いでいない方の手で口元を抑えながら、

轟くんは歩いた