全日制の姫 2 (ページ16)

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姫66 ページ16

『めっちゃ美味しいねここ』

司｢これ近くにあるとかすげー最高じゃん｣

近くのカレー屋さん

鬼邪高の近くだし荒れてて怖いと思ってたけどそんなこと無かった

店主さんは優しいし、ご飯美味しいし

轟｢てか楓士雄、よく知ってたな｣

楓｢え？そりゃそうだろ、美味い飯探すのが俺の特技だからな｣

すごい幸せそうに食べてる楓士雄くん

男子中学生みたい

あ、2年前まで中学生か

芝｢店長さん、ご飯もっと欲しい｣

店｢はいよ！食べれる時に沢山食べて成長しな！そこの眼鏡はどうする？｣

轟｢じゃあ俺も｣

司｢眼鏡www、店長、俺も｣

店｢はいよ色白！｣

司｢俺そんな色白いかな〜｣

…改めて見るとみんな本当にめちゃくちゃ食べる

芝マンに関しては3杯目だ

めちゃくちゃルーが多いからたくさんご飯おかわりしても足りなくなることは無いけど…

『みんなよく食べるね…』

轟｢そういうアンタも2杯目食ってるだろ｣

『私はこれで十分だよ』

楓｢食わねぇと背伸びねぇからな｣

芝｢伸びてねぇけどな｣

司｢芝マンはそれ以上伸びてどうすんだよ｣

本当面白い人達だ

店｢はいよ白米！姫はどうする？もっと食うか？｣

店主さん、みんなにあだ名つけてる…

え。姫？？？？？

『ひ、姫？？』

店｢あぁ、こんなむさくるしそうな中に一人癒しみたいなのがいるんだもんな！お前は今日から姫！｣

『私もうおなかいっぱいですよ！』

｢そうか！食いたくなったら言えよ！｣と言うと店主さんは笑って厨房に戻った

轟｢みんな3杯とか食うから気づかなかったけど…

A意外と食うよな｣

『ん、？』

まぁ、言われてみれば、ほかの女子よりはめちゃくちゃ食べる方かもしれない

『美味しいから』

轟｢なら良かった｣

ー

辻｢ご馳走様〜！｣

店｢おう、またこいよ！｣

あれから芝マンが唐揚げとかも頼んで食べ始めて、すごかった

司｢これからどーする｣

楓｢学校戻んのもめんどくせーよ｣

『たしかに、帰ろっか？』

鬼邪高だ。お金さえ出せば卒業できるし

こんな日もあってはいいんじゃないか？

轟｢じゃあ俺も帰る｣

そう言って、みんなで帰った