#24 ページ23
.
黒田「あ、起きた」
紗奈「光輝…仕事は？」
黒田「今休憩中。」
紗奈「もうそんな時間なのか…ごめんねわざわざありがとう」
黒田「来たくて来てるからいいの。はい。紗奈これ舐めて」
そう言って光輝は塩分補給できるタブレットを差し出してきた
黒田「紗奈あんまりスポドリ好きじゃないでしょ？これでちゃんと塩分と糖分補給しなさい。」
黒田「お水ばっかり飲んでちゃダメだよ？」
紗奈「うん。ごめん。」
黒田「いや！謝らせたいわけじゃなくて！ただ心配だからさ、」
紗奈「心配してくれてありがとう。嬉しい。」
紗奈「ねえ光輝、一回だけぎゅーしてくれない？」
ただ体調が悪いのと、皆に迷惑をかけてしまったことへの申し訳なさが重なって心細くなってるだけ
1回だけ1回だけでいいから甘えさせて
光輝「いいよ。おいで」
ゆっくりと光輝の腕に包まれる
懐かしい匂いに包まれて心が満たされるような感覚になる
光輝「泣いてる……？」
なんで泣いてるんだろう。わけもなく涙が溢れてくる。
情けない。
光輝「辛かったな。気づいてあげられなくてごめんな。」
頭を撫でてくれる光輝の手が心地良くて、夢とうつつの間を彷徨うような感覚になる
_________________________________
俺の腕の中でスヤスヤ眠る紗奈を見て、無意識に紗奈との記憶のページをめくる
また俺に好意を持ってくれてるんじゃないかと勘違いしそうになるが、紗奈がダウンした時に人に甘えたくなるのは高校の時からの癖だ
紗奈を布団の上に戻して寝かせる
ごめん。
誰にも届かない謝りを呟いてから紗奈の額にキスを落とす
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 835人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「少年忍者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えいたん(プロフ) - 初めまして！楽しませてもらってます！第5話って何か理由があって公開されてないのですか？ (2021年2月17日 14時) (
レス) id: 8f70e4d35f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - Sさん» とても嬉しいです！ありがとうございます(^^)まだまだ続くので楽しみにしていて下さい！ (2020年8月7日 0時) (レス) id: c6f7e3ef47 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - いつもキュンキュンさせてもらってます！更新されるのいつも楽しみにしています！続編も頑張ってください！ (2020年8月6日 9時) (レス) id: f123ddead8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 未沙希さん» こちらこそご指摘ありがとうございます！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: c6f7e3ef47 (このIDを非表示/違反報告)
未沙希(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: a1f9d0298b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうみ | 作成日時：2020年7月18日 16時
