#16 ページ15
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「っっっっっ」
身体中に力が入りすぎて頭までが痛くなる
＜今からバルコニーで飲まない？＞
心の整理がつかないまま安嶋くんにメッセージを送る
そのまま画面を閉じてガーデンチェアに腰掛ける
気を紛らわすために虫の鳴き声に耳を澄ましてみる
ガラガラ__
安嶋「今日はどうしたんですか。お嬢さん笑」
安嶋くんはレモンチューハイを持って隣に腰掛けた
「来てくれてありがとう、急にごめんね。誘ったくせにお酒も持ってきてもらっちゃって」
安嶋くんはきっと色々察してくれたのだろう
安嶋「なんでも頼ってってお願いしたの俺だし、俺に出来る事ならなんでもしますよ。A様の仰せのままに。笑」
「なにそれ 笑」
2人の間に沈黙が走る。
微かに聞こえる波音が心地よい。
「折角電話したのに進展なかった。 とことん馬鹿だよね私。笑」
安嶋「そっか〜、でも自分から電話かけたんでしょ？それだけでも凄いじゃん。進歩はしてるよ。」
綺麗な笑顔を向けてそう言ってくれる安嶋くんを見たら、無駄に入ってた全身の力が自然と抜けていった
「安嶋くんは普段なに飲むの？」
安嶋「うーん、俺はビールかな」
「ビールかー、あんまり挑戦したこと無いんだよね笑 大人な味って感じがするから」
安嶋「そうなの！？飲んでみる？」
「うん！飲みたい！」
安嶋「じゃあ、コンビニ行こ」
歩く速度を合わせてくれること、自然に車道側を歩いてくれること、寒くないか気にかけてくれるところ、安嶋くんはどこまで出来た人なんだろう
安嶋くんが彼氏だったら幸せなんだろうな
安嶋「それほんと？笑」
「え？」
安嶋「え？今の発言無意識？」
「声に出てた？」
安嶋「Aちゃんそれはずるい//」
そう言って顔を両手で抑えながら天を仰ぐ姿が妙に色っぽい
____________________________
安嶋「どう？いける？」
「にっがーい、、、まず」
安嶋「ダメかー笑笑 Aちゃんはまだおこちゃまでしたね」
「私の舌に合わなかっただけ！！！」
安嶋「おこちゃまはレモンハイ飲んでおきましょうか」
「もー、馬鹿にしてるでしょ」
安嶋「不味いって言ってる顔が可愛いくてつい苛めたくなちゃった笑」
ダメだ、やっぱり安嶋くんといると調子が狂う
彼はきっと何人もの女の子を落としてきたんだろうな、恐ろしい、恐ろしい
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えいたん(プロフ) - 初めまして！楽しませてもらってます！第5話って何か理由があって公開されてないのですか？ (2021年2月17日 14時) (
レス) id: 8f70e4d35f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - Sさん» とても嬉しいです！ありがとうございます(^^)まだまだ続くので楽しみにしていて下さい！ (2020年8月7日 0時) (レス) id: c6f7e3ef47 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - いつもキュンキュンさせてもらってます！更新されるのいつも楽しみにしています！続編も頑張ってください！ (2020年8月6日 9時) (レス) id: f123ddead8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 未沙希さん» こちらこそご指摘ありがとうございます！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: c6f7e3ef47 (このIDを非表示/違反報告)
未沙希(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年7月18日 22時) (レス) id: a1f9d0298b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2020年7月18日 16時
