家の前、星が輝く夜に。 ページ43
.
「…あのさ、」
TH「んー？」
「…いつまで抱き締めてるの。」
TH「気が済むまでかなぁ、」
いやさ、ここ私の家の前だし。
門限あるし、家に入らないといけないんだけど。
そんな思いも儚く届かず、
ぐりぐりと私の肩に顔を押し付けるテヒョンを何度突き放したいと思ったことか。
…好きって言ってくれたのは嬉しいし、さっきキスしてくれたのも別にいいけど。
「…そろそろ、離してくれない？」
TH「んー…」
それとこれとでは、また話が違うのだ。
「ねぇ、ほんとに。お願いだから。」
TH「……」
「ほら、もう眠いんじゃないの？
テヒョンこれから自分の家まで歩いて帰るんだよ？」
TH「眠くないし、歩けるもん、」
「わっ、」
半分ぐらい私の体に体重を預けてたのが、途端軽くなって。
テヒョンの顔を見上げれば、服の裾でごしごしと目を擦っている。
…眠いくせに、何を強がってんの。
本当に、小さな子供を子守りするお母さんみたいな気持ちになるんだけど…。
こういう状況で、そんな事を思うの、私だけ？
眠そうな顔をするテヒョンの頬を引っ張って、「気を付けて帰ってね」と言えば、こくん、と小さく頷く。
…うーん、頬を引っ張ってせめてもの眠気覚ましのつもりが…こやつには全く効いてないね。
TH「ん、ミズキ、」
「…なぁに、」
TH「ひひ、おやすみ。」
「っ…、おやすみなさい、」
…まぁ、多少頭は通常運転してるから、大丈夫か。
変なところ寄り道しませんように。
星が綺麗に光る真夜中に
テヒョンと私は、付き合うことになった。
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Biglove - つばき。さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!青春って、どうもこう切ない気持ちだったり、もどかしい気持ちがあったりしますよね。これが完結したら、ベビーシッターの方もダラダラ更新がまた始まるので!!こちらこそ、この作品を見つけてくれてありがとうございます(*^^*) (2020年5月5日 11時) (
レス) id: c79a63cea7 (このIDを非表示/違反報告)
つばき。(プロフ) - コメント失礼します。この作品の世界観が大好きで思わずコメントさせていただきました。切ない青春の一ページを見ている気分で、すごく惹かれました！ベビーシッターの方も読ませていただいてます(*´∀`)素敵な作品に出会わせてくださってありがとうございます！ (2020年5月4日 14時) (レス) id: 925f18492f (このIDを非表示/違反報告)
Biglove - もちろん覚えてますよ!!ぐぅにむさんは受験生ですか！青春真っ盛り、いや、これからですねぇ(*´∀`*)勉強も頑張って下さい。そして癒しが必要とあらば、是非私の作品読みに来てくださいね!応援してくださり、ありがとうございます(^^) (2020年5月3日 13時) (レス) id: c79a63cea7 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - こんにちは！湯海さん！覚えてますか？ぐぅにむです！全然、不評じゃなくないですか！人気ありますって！面白いし！はるか昔ってことは失礼ですが私より全然年上ですね！わたし、中3なんで！受験生なんです！先輩！(？)応援してます！頑張ってください！ (2020年5月2日 23時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
Biglove - 初コメありがとうございます(滝涙)私自身もこういうTHA.青春物語かくのは初でして。遥か昔の自分の高校時代を必死に思い出して書いております(笑) (2020年4月25日 12時) (レス) id: c79a63cea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湯海 | 作成日時：2020年4月8日 13時
