【19話 それは予想外。】 ページ40
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『…』
YG「…。あの、
あっちで遊ばないの？」
『…べつに。』
YG「…あっそう。」
いつもはリビングでお人形遊びしてるか俺のパソコン使ってるかなのに
今日は珍しくカウンター席で、俺の作ってるところをじっと見ている。
…何、俺が変なもの入れないように監視してんのかな。
YG「…ソース、作る？」
『ん、』
YG「ホワイトソース？デミグラスソース？」
『…おすすめ。』
YG「おすすめ…」
『なにいってんの？
おむらいすはでみぐらでしょ？
そんなの、わざと、ニナにきかないで。』
…って言わないの？
毎回毎回、きつく言ってくるのに、お前…「おすすめ」だと？
…この子今日、どうしちゃったの？
.
.
YG「出来た、
ニナ、自分の運ぶ？」
『うん、』
俺とほぼ同じ大きさのオムライス。
ふわふわ、とろとろで、ちなみにソースは…デミグラスにした。
…だってね、ほら、一応俺ら、今喧嘩中でしょ？
『…、』
YG「…、」
いつも通り、向かい合わせに椅子に座る。
自然と目が合うから、なんか、いや普通に気まずい。
YG「…い、いただきます？」
『…いただきます』
静かになリビングには、ただひたすら食器の音だけが響く。
いつもなら、
俺が仕事の愚痴をニナに言ったり(教育に悪い)ニナが保育園の事を喋ったり…。
賑やかなんだけどなぁ…。
全然作戦通りにいかないと思いながらも、
皮肉な事に、やっぱり俺の作ったオムライスはまるで老舗店並みの出来映えで。
食べながら、必死に次の作戦を頭で考えていると
かちゃ、と食器の音が前から聞こえる。
『…』
YG「…ニナ？」
ニナを見ると、静かに下を向いていて、表情は読みとれなくて。
YG「ニナ？お腹いっぱいになった？
…ニナ？」
全然喋られないニナが心配になって、俺は椅子から立ち、隣に腰を下ろす。
すると、ぱっと顔をあげたニナと目が合う。
.
『…ゆんぎのばかっ…』
YG「は？
…え、待って、なんで。」
驚くことに、ニナの両方の目からは、大粒の涙が溢れんばかりに出ていた。
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Biglove - 夜廻さん» 新作も見てくれているんですか？嬉し過ぎます…！こちらの方は遅れぎみになると思いますが…末長く読んでいただけると嬉しいです(´∀`) (2020年3月18日 19時) (
レス) id: c56102b41d (このIDを非表示/違反報告)
夜廻(プロフ) - 新作ご苦労様です！どっちも楽しみにしてます (2020年3月18日 8時) (レス) id: c7eb68c921 (このIDを非表示/違反報告)
Biglove - 夜廻さん» 本当ですかっ？同士です！私もユンギペンで…！明日は彼の誕生日ということで、【誕生日企画】やりますので是非見てみて下さい！ (2020年3月8日 19時) (レス) id: c56102b41d (このIDを非表示/違反報告)
夜廻(プロフ) - めっちゃ楽しみ....推しなのでとても嬉しいです！ありがとうございますっ (2020年3月8日 17時) (レス) id: c7eb68c921 (このIDを非表示/違反報告)
Biglove - こんさん» ご苦労様だなんて、とんでもないです！こんさんに癒しを届けられているのなら、嬉しいんですが…。これからも頑張りますね(*^^*) (2020年3月4日 13時) (レス) id: c56102b41d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湯海 | 作成日時：2020年2月19日 19時
