2飯:肉じゃがは味が染みているから温まる ページ7
さて。お恥ずかしい所を見せていましました。ですが！私は頑張ります！夫にはキチンとした物を食べてもらうのです。
________そう思いましたが…
「食材がない…」
そう。食材が無いのです。不器用な夫は前述の通り家事ができません。そんな夫はずっとコンビニ弁当等でしのいでいました。だから食材が家に残っていないのです。
どうしましょうか…私は今幽霊なので買い物は出来ません。ですが夫にはご飯を食べてもらいたい…！そうだ。仕方無いけれど誰かに憑依させてもらいましょう。私は今霊体なので入れる筈です！
夫が仕事に行きました。急いで買い物に行きましょう。あっ！丁度いいところに通りすがりの方が！…少し申し訳ないですが仕方ないです。ごめんなさいっ！
入れちゃいました…急いで銀行へ行きましょう。きっと夫の口座に移し替えているでしょう。絶対に私死んでしまっているので銀行は凍結されていますよね…そう考えて私は通帳を持ってきました！余り口座を使わない夫の事ですし、きっと残っているはず、幸い夫のパスワードは教えてもらっていました。
さて。銀行につきました。必要な分のお金を出してしまいましょう。よし、出来た！急いでスーパーに行きましょう！
着きました。さてさて、今日は何を作りましょう。昨日はおにぎりを作ったから慣れていかないといけないですよね…だったら味が濃い洋食は駄目。和食になるけれど…そうだ！肉じゃがにしましょう！肉じゃがなら味も優しいですし。でもそれだけじゃ駄目ですよね…みそ汁もつけましょう。それでは材料を買います。
今の家には何もない状態でした。一から買い直しますか…まずは野菜コーナーへ行きましょう。人参、じゃがいも、玉ねぎを買います。あっ！これ安い！いけないいけない。買い過ぎると勿体無い。我慢我慢…
次はお肉コーナーです。豚肉の細切れを買いましょう。
後はなんて言っていいのか悩むので割愛しますね。醤油、酒、砂糖、みりんをカゴに。そうそう、我が家の肉じゃがには顆粒和風出汁を入れます。買いましょうか。よし。買えました。後は家に帰ります！
着きましたので家に入ります。冷蔵庫に買ったものを入れて…一度外に出てこの憑依させて頂いた方から出させていただきます。ありがとうございました。
To Be Continued…
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作者名：宵月 | 作成日時：2020年10月15日 21時
