わたしの ページ25
・
「そんなの・・・言われなきゃ私には分からなかった。」
「聞けば良かったじゃん。」
「何を？」
「不安なら聞けば良かったでしょ？」
智の言う通りだろう。
怖くて聞けなかった。
私に何の関心も無いように感じてたんだから・・・
「もっと早く。それを聞いてたら私。智の元に帰ったかも。」
「うん。」
「でも遅いんだ。わたしの心はカズだけ。」
「・・・」
智と話をしてる場合じゃないかもしれない。
だけど
こっちをキチンとしないと
カズに何も言えない。
遅刻する・・・
そう思いながらも
「遅すぎたよ。それに・・・」
「それに？」
「あの頃みたいに智といても、ときめかない。」
「んー。また待てばいいの？」
「ううん。待たなくていい。智は智がいいって人が現れる。」
「Aがいいのに？」
「わたしが、いいのは智じゃないから。」
「・・・そ。オイラといれば幸せだと思うよ？」
「わたしの幸せは私が選ぶし決める。」
強い風が智の髪も
グチャグチャにした。
「頑張ったんだけど。遅すぎたのか。」
そう呟いた智に
「ありがとう。幸せな時間も過ごさせて貰ったと思ってる。智といたことも後悔してない。だけど・・・」
「だけど。無理か。今度こそ諦めないとダメか。」
「うん。智も幸せになって？」
背中を向けると
振り返ることなく歩いて
小さくなって行く智の後ろ姿を見送った。
あんなに拘ってた
智の気持ちが無関心じゃなかった。
それが分かっても
もう。カズ以外考えられない・・・
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葵♪(プロフ) - ninomoeさん» はじめまして！家族に心配されちゃうくらい号泣して頂けて本当に嬉しいです。書いててとても好きな話だったので光栄です。これからも頑張ります！よろしくお願いします♪ (2019年1月7日 21時) (
レス) id: 962fa73508 (このIDを非表示/違反報告)
ninomoe(プロフ) - 初めまして！最初から読ませていただきました！もう号泣してしまって家族に心配されるほど大号泣してしまいました、！こんな素晴らしい作品をありがとうございます！これからも応援してます！頑張ってください！ (2019年1月6日 19時) (レス) id: 13a0ad016c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ号泣です！智くん担の私的には…智くんが迎えに来た時内心嬉しかった(((^_^;)でも…まさかそのまま和也くんが失踪しちゃうなんて(>_<)雅紀くんの気持ちが…切なくて辛かった。回りの３人がとっても素敵でキュンキュンしました。 (2017年12月10日 14時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
葵♪(プロフ) - 猫夜XIIIさん» 一気読みですか？嬉しいな〜この話の元になった夢を見て以来、嵐さんの夢を見れてないんですよ。また妄想したくなる夢が見たいです♪ (2017年8月2日 21時) (レス) id: 4758136ea1 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜XIII - とっても面白くてイッキ読みしちゃいました笑。カズの束縛がゾクゾクしたり、雅紀と智の悲恋で涙したり...全部すんごい面白かったです！ (2017年8月1日 23時) (レス) id: 543590f009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵♪
| 作成日時：2015年3月27日 10時
