【銀魂】総長さんは愛され者【坂田銀時】

story62 告白 ページ19

【Aside】

万事屋のリビングでほんの30分前くらいに惚れてると自覚した男と二人。なにこれ。まるで少女漫画……私と旦那はそういう系じゃないでしょ。どっちかって言うと少年漫画系。
「旦那。何の機会伺ってんです？目、泳いでますよ？」
どーでもいいこと考えてんなー。と思った私は、この状況になってから初めて旦那の顔を見た。したらまぁ見事、目が泳いでいらして。
「……やっと、こっち向いたな。」
えっ？なになに。旦那からいつもと違うオーラが出てる。何をやる気になってんの。なんで、そんな真剣な顔してんの？
「あのさー、お前は気づいてねーかもしんねーけど。」
そういった旦那に顎を持ち上げられた。なにこれ。
「なにすん───ッ」
「俺はお前に惚れてんだよ。」
顎を持ち上げた旦那に抗議している途中で、唇が塞がれた。そのあとの告白。……夢かな？なにこれ。本当なのかすら実感わかないし。まぁ、夢でも現実でも私の答えは変わらないのだろう。
「……私もですよ？」
さっきの腹いせに旦那の襟を掴み唇を奪って、そのままの顔で返事をした。

．

．

．

.
そのあと、私達はいつもよりちょっと甘い話をした。

「やっぱり、恥ずかしい。」

「お前、敬語抜けたのな。」

「だって、私達カップルになったんじゃ？」

「……まぁ、確かに。それもそうだな。」


できたてほやほやの、偏食カップル

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