melancholic × dogma【ブルーロック】【男主】

第11話 ページ12

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結局、ほんとに5点入れて試合は終了した







今は夕食の時間という事で食堂に集まっている






動いた後は食欲がないから水だけ貰って隣で凛が食べてる所を見ていた






箸を綺麗に使ったりとか所作が上品だとか意外とよく食べるとことか






一体こいつに欠点はあるのか……？








｢食わねえのか｣





視線に耐えきれなかったらしい凛が箸を止めた






『いつもなんだ、試合後の夜は食べない』






｢……………｣





ぼーっとしているといきなり口の中に肉が入ってきてビビった





反射で思わず咀嚼する





まるで餌やりを楽しむ子供のような凛とそれに大人しく餌付けされてる俺





傍から見れば可笑しい奴らだが、凛はそんなのは気にしていなかった





｢食え、お前が倒れたら俺が困る｣






『あいあい』






‪













凛side






15点先取して圧勝し、無事一次選考突破への駒を進めた





10点とる頃にはAはこの上なく楽しそうで






それを見て安心していた





俺とやる時は楽しんでいてくれている





そんな優越感と満足感を感じて更に5点を入れようとした時は





少々つまんなそうにしていたが、問答無用でぼろ勝ちした






俺は最高に腹が減っているのに対しコイツは食べたくないと言う





確かにその細い体で大食いとは判断出来ないが、明日の為にも食わせとこうと思った






食べていたおかずを口元に持って行って、すかさず突っ込む





驚きつつ大人しく食べるAを見て僅かに庇護欲が沸いた





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