貴方と私の夏物語

14 御幸side ページ19

『かああああずうううやああああ！！』

Aが叫びながら走ってきた…

御幸「！？Aか、どうしたんだよ、なんかあったのか？」

『私今日からみんなのこと名前とかあだ名で呼ぶ！！私も野球部の一員だからね！』ﾄﾞﾔｧ

御幸「え、あ、お、おう。呼び方決まってんのか？」
名前で？マジかよ…

『うん！！
沢村くんが栄純
降谷くんが暁
小湊くんが春君
東条くんが秀くん
金丸くんが信二
倉持くんが洋くん
前園くんが健太くん
川上くんがのりくん
白州くんが健くん
小湊先輩が亮くん
伊佐敷先輩が純くん
結城先輩が哲さん
丹波先輩が光さん
増子先輩が透さん
クリス先輩が優さん
って呼ぶ！！』

御幸「そか、みんな喜ぶんじゃねぇか？」
名前で呼ぶのなんて俺にだけで、いいのによ…

『うん！！！』

御幸「A、好きなやついんのか？」

『え？あー、、、いる、よ？』

御幸「へ、へー。どんなやつ？」
Aの好きなやつかどんなやつなんだよ。

『かっこよくて、優しくて、ちょっと意地悪かも…自分に自信がある人かな…一也は？』

鳴…あたりか？
御幸「…俺は、世界でいちばん可愛くて、ドジで人の気持ち知らずに横でブツブツ言ってたり、みんなから愛されてて、守るのが大変。すぐ絡まれる。すっげぇ優しいし、俺なんかじゃ釣り合わない感じの子だよ」

『へぇ…あ、そろそろも、戻る、ね？』

御幸「あ、あぁ。」

ﾀﾀﾀﾀ

御幸「俺じゃ、ねぇんだなぁ…はは…」
自惚れすぎか…。俺であって欲しかったなぁ。気まづくなるかもな。はぁ。

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