甘すぎるミステイク【Ryosuke.Y】

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伊野尾｢Aちゃーーん！！好きだよ今日カラオケ行かない？｣

｢きっもい辞めて｣

伊野尾｢ガーーーン｣







また振られてやんのーって声を浴びながら教室から出ていく伊野尾くん






佳奈｢いいじゃん伊野尾君。顔綺麗だしモテモテで優しいし｣

｢でもチャラついてるじゃん｣

佳奈｢うーん…｣







チャラいと言えば…


ちらっと隣を見る







｢大貴くん！！今日放課後空いてる？♡｣

｢よかったら涼介君も…！｣







女子が寄ってたかっているのは有岡くんと涼介の机


なんでこの2人と同じクラスに…

うるさいったらありゃしない






よりによって涼介は私の元カレ。

まあ誰も知らないはずだけど









涼介｢気安く名前呼ばないでくんない？｣

大貴｢ごめんな、山田機嫌悪くてさー？｣









いつもじゃん。


って心の中で突っ込む









佳奈｢山田君名前呼ばせてくんないよねクール〜。ま、そこがいいけど｣

｢ん？ああ、確かに…｣







中二の時付き合ってた涼介


このことは佳奈だって知らない





バレたら面倒臭いし









それよりなんて言ったってあと約1年間涼介と同じクラスなんて…




確か高校に入ってから1回も喋ってないのに

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