幼馴染の奇跡

39 ページ39

修学旅行当日。



風磨の高校とうちの高校は毎年合同。



行き先は沖縄。



飛行機でさゆかと爆睡して、



バスでもさゆかと爆睡して。笑




気付いた時には海に到着。




目の前のホテルで水着に着替えて出陣！




さゆか「やっばー！！めっちゃ綺麗！」


私「沖縄とか、風磨んち家族と来た以来だよ！」



さゆかはスタイルも良くて美人だから、



ビキニ姿に男子校の皆は釘付け。



そんなさゆかの横にいるのが恥ずかしい。





「あっ、風磨の幼馴染ちゃんでしょ？」



いきなり声をかけて来たチャラそうな二人組。




私「えーっと、、、どちら様？」


「俺、俊っていうの！で、こっちが大樹！」




いきなり自己紹介されて戸惑ってたら、



後ろから何かをかけられた。




風磨「だから着とけって言っただろーがよ！


お前らも声かけんな！」



そう言ってパーカーを無理矢理着させられる。



私「おい！何で私のパーカー持って来てんだよ！」


風磨「お前のクローゼットから持って来た。」



なんてサラッと言う風磨。



私「それ泥棒っていうの！もしくはストーカー！わかる？」


風磨「ごちゃごちゃうるせーよ。」



結局どこにいても言い合いになる。笑




そんな私達に呆れるさゆか。




俊「風磨、過保護過ぎるだろ！笑」


大樹「どんだけ好きなんだよ！」


風磨「黙れ！」


私「風磨も黙れ！」




結局風磨達に付き合わされて、



ビーチバレーやったり、



ボートでめっちゃ遠いとこまで連れて行かれたり



久しぶりの海を満喫した。




風磨も思いっきり遊べて満足なのか、



終始ご機嫌だった。



風磨は一歩外に出たらアイドルだから、



こういう時じゃないと周りを気にせず遊べないからね。




なんかそう思うと、



私も嬉しかった。

40→←38

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す