幼馴染の奇跡

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風磨side




危ねぇー。



止まんなくなるとこだった。




俺が告った後も、



いっつも無防備に横で寝やがって



男として見られてないってわかる。




それがムカついてて、



ちょっと意地悪したくなった。




キスしたら、



顔を真っ赤にして背を向けるA。




そんな顔すんじゃねぇよ。



期待すんだろ、ばか。




何も言わずに部屋に戻ったA。



怒ったかな？




そんなことを考えながら急いで準備をした。




アイロンはAに取られたから、



そのまま乾かしただけでキャップを被って家を出た。




電車に乗って会場に着く直前、



携帯を忘れたことに気付いた。




「おはよー！」



聞き慣れた声に振り向くと、



見るからにご機嫌の中島がいた。



「中島、ちょうどいい！Aに電話して！」


健人「はぁ？自分でかけろよ！笑」


「いや、肝心のメインがAの部屋で腹一杯にして寝てるんだよね。

あ、もしかしたら怖くて震えてるかも、、、いや、それが着信ってやつか、、、」


健人「あー！笑

もー、かければいいんだろ、かければ！笑」




そう言って素直にAにかけ始めた。

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