rouge〜short story〜

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「お疲れ様です！」



その声と同時に撮影が終わった。




私「ありがとうございました。」



オーナーに挨拶をして、



そのまま帰ろうとしたら、



呼び止められてそのままアイドルグループの方へ連れて行かれた。




オーナー「今日はありがとうございました。


こちら、うちの契約先の方です。



よかったらまた、よろしくお願いします。」




なぜ私を紹介したのかはわからないが、



とりあえず合わせて頭を下げた。




？「こちらこそ、また機会があったらよろしくお願いします。」




そのグループのリーダーらしき



若い男の子。




アイドルだけあって、



とても綺麗な顔立ちをしていた。




そのまま横に視線を逸らすと、




もう一人、背の大きい子と目が合った。





私「あっ、、、」




撮影自体もよく見ていなかったし、




ましてやメンバーの顔なんて、




気にもしていなかった。




？「あっ、何？風磨の知り合い？」




風磨？



あー、確かそんな名前だった気がする。




風磨「いや、そんなんじゃねぇよ。」



？「俺、中島 健人。また、機会があったらよろしくね。」




そう言ってみんな私に自己紹介してきた。




最後まで風磨は何も話さなかったけど。




ってか、アイドルだったのか。




まぁ、もう会うこともないから別に関係ないけどね。

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