お膳立て ページ11
目を覚ますと、船が賑やかだった。
何事かと、部屋を出るとヨナの姿が見えた。
ヨナやその仲間は海賊の皆と仲良さげにしている。
良かった…。無事みたいだ。
それに、この感じだと仲間として迎えられたみたい。
そんな事を考えていると、足音が近づいてきたので、そちらに目を向ける。
｢やぁ、レン。起きたのかい？｣
｢ジェハ…。うん、今目が覚めた。あの子、仲間として認められたんだね｣
｢ああ、ヨナかい？そうだよ、千樹草をちゃんと手に入れたからね｣
｢そっか…。ねぇ、ジェハ…僕、あの子と後、黒髪の男の人と話をしてみたいんだけど…｣
｢話?｣
｢うん、あの二人の事、僕知ってる気がするんだ。あの二人を見ていると胸が苦しくなって、懐かしい気持ちになる｣
ジェハは少し考えた後、
｢わかった。二人を君の部屋に連れていくよ。人がいない方がゆっくり話せるだろう？｣
｢うん、ありがとう。｣
ジェハが二人の方に歩き出したのを見て、僕は部屋に戻る。
ジェハside
僕はレンと別れると二人のもとに歩いて行く。
｢やぁ、ヨナちゃん、ハク｣
｢あ、ジェハ！どうかしたの？｣
｢君達に会ってもらいたい人がいるんだけど…｣
｢会ってもらいたい人？｣
ハク達は怪訝そうな顔をしてきた。
｢うん、僕らの仲間なんだけど、ちょっと訳ありなんだ。彼の部屋まで案内するからついてきてくれないかな？｣
｢わかった！行く！｣
ヨナちゃんが頷いて立ち上がるとハクも立ち上がった。
ハクは少し警戒している感じだけど、ヨナちゃんについていくみたいだ。
良かった…。断られたらどうしようかと思った…。
僕達はレンの部屋につくと、ノックをした。
｢レン、連れてきたよ｣
｢｢レン？｣｣
二人はレンの名前を聞くと、少し顔色を変えた。
名前に聞き覚えがあるのかな…
それに、ヨナちゃんとレンの顔立ちはどことなく似ているし…
やっぱりレンと知り合い…?
これがきっかけで、レンの記憶が戻るといいんだけど…
｢いいよ、入って｣
中から返事が聞こえたから僕は部屋のドアを開ける。
｢はい、二人とも入って。僕はここまでだから｣
え？と言う顔をする二人を押し込むように部屋の中に入れて僕はドアを閉めた。
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悠(プロフ) - ハデスさん» ありがとうございます。更新頑張ります！ (8月8日 15時) (
レス) id: b29e761d0c (このIDを非表示/違反報告)
ハデス - 応援してます！！ハクと男主が大好きです！！！！！ (8月4日 16時) (レス) id: b5ef1167b7 (このIDを非表示/違反報告)
rurinigana(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2022年1月10日 22時) (レス) @page12 id: 29637ba3af (このIDを非表示/違反報告)
カニカマ(プロフ) - 更新待ってます (2021年2月21日 23時) (レス) id: aef0ed3227 (このIDを非表示/違反報告)
あわてんぼうめがね(プロフ) - とても面白かったです！暁のヨナに最近ハマって、漫画を読むだけじゃ興奮が抑えられずに彷徨ってたところ、この作品に出会えました！会えてよかったです！次回も楽しみにしています。 (2020年7月16日 20時) (レス) id: adc0c37a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2018年12月12日 9時
