近くて遠い距離

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結衣葉「A、時間までどっか回ろうよ！」





お昼から交換の私達。






この格好のまま歩くのは抵抗あったけど、





恥ずかしがってたら





無理やり結衣葉に腕を引かれた。








私「やっぱ無理〜。涙」






予想通り周りからは注目され、





それに慣れてる結衣葉は動じない。






結衣葉「堂々としてなさいよ。


別に、悪いことしてるわけじゃないんだから。笑」





あまりにもオドオドする私を見兼ねたのか、





結衣葉は呆れた様に笑った。









2人で大量の食べ物を買った後、





人が少ない裏庭に避難。







梅雨の時期なのに、





奇跡的に晴れた今日は、





真夏と同じくらい暑い。








日陰のベンチに座り、





結衣葉と食べ物を広げて笑あった。






私「結衣葉、買い過ぎ。笑」





結衣葉「その言葉、そのままそっくり返すわ。笑」





2人で歩いてる最中、





同じ学校の男子や他校の男子に





何度も声をかけられてた結衣葉。






全部スルーしてたけど、





やっぱりモテる女の子は大変だなって。







結衣葉「あ！飲み物ないじゃん！！」




私「あ、忘れてた。笑」




結衣葉「だよね。笑



ちょっと買ってくるから待ってて。」





私「え！？この格好で1人とかやだよ！」






って言ってもベンチに広げた食べ物。





やっぱりどっちかが残らなきゃいけないわけで。






結衣葉「Aトロいからいつになるかわかんないし。笑


ちゃんと見張っててよ？」







そう言って束ねたロングヘアをなびかせ、






行ってしまった。









「何してんの？」

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