近くて遠い距離

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健人「じゃあAちゃん、これ着てね！


あとはテキトーに配っといて。」







あれから風磨とは話すことなく、





気付けば文化祭当日。






私「えっ！？ちょっと！！やだ！！


私こんなの着れないよ！！」





真っ黒なスーツに身を包んだホスト、





じゃなくて





健人くん。






周りの子達が





目をハートにして見てる。






そんな健人くんに渡されたのは





黒のセクシーな衣装。






健人「Aちゃん、スタイルいいから大丈夫！



はい！早く！！」





結衣葉「そうだよ。Aならいける。」





結衣葉までそれに乗っかって、





気付けば更衣室で無理矢理着替えさせられた。






私「私受け付けやるつもりだったのにー。涙」





結衣葉「いやいやいや、Aは稼ぎ頭じゃん。笑」






胸元ががっつり開いた





膝上のレースのワンピース。







私「こんなんじゃ恥ずかしくて出れない。涙」





結衣葉「何言ってんのよ。


私なんてもっときわどいの渡されたわ。」






着替え終わった結衣葉を見ると、





ギリギリまでスリットの入った





真っ赤なロングドレス。







スタイルがいい結衣葉が着ると、






私「ホ、、、ホンモノみたい。」





結衣葉「勘弁してよ。笑」







他にも更衣室にいる同じクラスの子達は





“超恥ずかしい！！”






そんな声があがっていた。








健人「女子準備できたー？」





更衣室のドアの外から





健人くんのそんな声が聞こえてきた。






小さくため息を吐き出し、





私「出来たよー！」





少しの気合いを込めて





そう返事をした。

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