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ふと目を覚ますと、




周りは薄暗くなっていた。







やばい!





寝過ぎた!






もうすでに下校の時間は過ぎていて、





窓越しからは運動部の声が聞こえる。








重い腰をあげて、




急いで教室に戻った。







廊下はシーンとしていて、





もう誰も残っていない雰囲気。







ゆっくりドアを開け、





教室に入ると、





1人だけ残っている生徒。








私の斜め後ろの席で、





顔を突っ伏して眠る





風磨の姿があった。







寝てるってわかってても





やっぱり緊張する。







足音をたてないように自分の席に向かい、





音をたてないように荷物を準備する。









「お前、どこ行ってたんだよ。」






そんな機嫌の悪そうな声が聞こえ、





びっくりしてその声の方に振り返った。









私「え、、、?」






私の視線の先には、





寝ていたはずの風磨。







風磨「だから、どこ行ってたのか聞いてんだよ。」






やっぱり機嫌の悪い声と、





機嫌の悪い表情。








私「どこって、、、図書室、、?」






私、




今、風磨と話してる?






風磨が、





私に話しかけてる?







たったそれだけのことで、





胸が熱くなる。








風磨が視線を逸らさず、





私を見てくれてる。








それだけのことで、





何でこんなに





涙が出そうになるんだろう。

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- 19【お昼から交換の私達】→お昼から交代、 46【数枚の写真に目に止まった】→数枚の写真が だと思います。 (2019年6月1日 16時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
中島 風磨 - すごくハラハラして面白かったです。 (2016年2月9日 23時) (レス) id: df38a41864 (このIDを非表示/違反報告)
けんしょり - 感動のラスト(泣)ホント何度泣きかけたか(笑)すごく上手ですね(^^)このコメント後すぐに続編を読みます。 (2014年12月23日 21時) (レス) id: bd4006e8ef (このIDを非表示/違反報告)
りーぽん(プロフ) - コルクボードの前で風磨が涙を拭ってくれるところでなんか感動しました。ありがとうございました!笑 (2014年11月3日 9時) (レス) id: 9f2e90c61f (このIDを非表示/違反報告)
M - お久しぶりです!とってもキュンキュンしました!新作も楽しみにしてます。 (2014年10月24日 21時) (レス) id: b6cceba8fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:裕風貴 | 作成日時:2014年6月11日 15時

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