似たもの同士。【うらたぬき】

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愛海ちゃんと店長と少し話していると愛海ちゃんがやる事を思い出したらしくその場から居なくなった。


そして今は私と店長のふたりきり




さっきも言ったけど、やっぱりもう1回ちゃんとお礼をしよう


そう思い口を開く。






「あ、あの！！」


「んー？」




緊張していたため思わず声が大きくなる


私の声にビックリしつつ店長は " どうした？ " と首を傾げる







「昨日は、… 本当にありがとうございました！」



ハッキリと言って頭を下げる


９０度並の礼ができてると思うよいま。





「ああ、いいよいいよ。気にすんな」




頭を下げているため店長の顔は見えないが声からしてきっと怒ってはいないんだろうと思う



そおっと顔を上げると目の前に店長の顔が。至近距離にあった




離れようとすると店長の腕が後ろにまわり、抱き寄せられる形に。





「え、あの、てんちょ … う？」


「こうやって油断してると、危ない目にあっちゃうからね？」





急な言葉に " は？ " となる






「それは、どういう … ？」


「今回は俺だったからいいけど、ってこーと！」





言い終えると店長はにこっと笑い " ごめんね〜 " とお決まりのポーズをしながら謝ってきた


よくわからないけど、悪気はなさそうだったし許すことにした。



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