似たもの同士。【うらたぬき】

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「どうですか〜？白坂さんに似合う感じに出来たと思いますよ」




「おっ、いい感じですね！」




「そうですか。良かったです！では、お会計をどうぞ。こちらになります」






ただいま接客中。あきつねって接客出来るんだとか思わないでね出来るよ。()









お客さんをお会計のところへ連れて行きお代を貰う。


お客さんは私の腕に満足してくれたらしくにこにこしながら


「いやあ、柊さんに任せて良かったです！また来ますね！その時は、柊さんにお願いしちゃうかもです」


と言ってくれた。



「ありがとうございます！！お待ちしております」



にこっと笑い言葉を返す。









自分の腕を褒められるのは嬉しい。お客さんがスッキリした顔で帰っていくのを見ると清々しくなる。



その瞬間は、この仕事が出来て良かったと思える瞬間なのだ。だから大好きなんだ。









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会計のまとめをしていると後ろから声が。






「お客さん、Aのこと気に入ってくれたみたいだね」




「わ、店長。驚かせない下さい。…そうみたいです。あんな風に言ってもらえると嬉しいですよね」




「髪を弄るだけであんなに喜んで貰えるんだよ？この仕事って凄いと思わない？」




「分かります。だから私、この仕事大好きですもん。」




「だよね。俺も。んじゃ、各自仕事に戻ろうか」









店長とちょっとした話をしてから私たちはお互い仕事に取り組んだ。





今日は夜ぐっすり寝そう〜。






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