似たもの同士。【うらたぬき】

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ただ彼が行く方向へ着いていき続けていると見えたのはスターバックス。よく来てるらしい。









「…私お金無いけど。」




「何となく予想はついてたわ。今回だけな？」




「今回だけとは？…、まさか今回だけコンビニ強盗のように脅して飲み物貰おう的なやつ？」




「Aじゃないからそんなのしません。」




「なぬっ！？」








少し声が大きくなってしまい周りにいたお客さんや店員さんがこっちを見てきた。



私は恥ずかしくなり渉くんをキーッと睨みつけた。







そうしたら渉くんは"普通わかるだろ"って言って人差し指を唇のところに持って行って私をみてきた。



何だかその仕草がかっこよくて胸がトクンとなってしまった気がしたが気の所為だろう。









「うるさいうるさい。いいから早く奢ってよ。私あれがいい。」




軽く叱られるようになる空気に耐えられなくなり、私は飲みたい物を指さす。





それはもちろん。期間限定らしい苺の何とかかんとかっていう豪華なやつ。お値段もそこそこ。









「は、あれ？高えんだけど。」



「ごたごた言わないでくださーい。」



「くっそ、ちび。」



「お前もな。」









その後注文をして美味しそうなお飲み物を貰った。




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