季節外れの向日葵

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風磨side




電話越しに聞こえた中島の声。




彼氏でもないのに、




どうしようもなく襲う嫉妬心。




だっせぇ俺。





あれから無言のまま



途中まで一緒に帰る。





「なぁ、さっきの電話、中島だろ？」




A「ん。そだよ。」




「いつの間にそんな仲良くなったの？」





そんなこと聞いてどうすんだって話し。





A「、、、」





そんな質問に何も答えないAに



イライラする。





こいつら、何かあった？






風磨「それとも、元カレの代わり？」





何、最低なこと聞いてんだろ。





わかってはいるのに、




Aを問い詰めてしまう。





風磨「そんなに元カレが好き？」




そんなこと聞かなくても分かり切ってる。





A「、、、好き。」






ほら。




またそうやってネックレスに触れる。






「俺のことも見ろよ。」





つい本音が漏れて、




不思議そうは顔をしたA。





でも、




もう遅い。





A「はぁ？何言ってんの？」





「好きだって言ってんの。」





A「何、ふざけてn




「マジだから。」





疑った顔をしたAの腕を引いて、





唇が触れる直前で止めた。







「俺だって男なんだよ。




少しくらい意識しろ。」






それ以上の言葉は





必要ないと思った。






もっと言いたいことはあるけど、





変にカッコつける俺の癖。






でも余計な言葉はいらない。







結果、






Aが好きってことが事実だから。

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