Episode77 ページ36
＝＝ルキside＝＝
ーーー特務隊に転課して数日が経った。
当然というか何というか、第一印象悪すぎるからオレはみなさんから遠巻きにされてる状態なわけで。
(別にそれはどうだっていいんだけど…)
誰かと馴れ合うためにここにいるわけじゃないし。
ただ、普通の日常がつまらなくなったからセプター４に来ただけの話。
……独りが寂しいって言ってた、アイツの気持ちは、独りになった今でもオレには分からない。
日高「やっべ忘れてた！きょう巡回だったんだ！行くぞエノ！」
榎本「え、ちょ、ちょっと待ってよ日高！」
秋山「早く行け。時間は過ぎてる」
道明寺「よし、走れ！馬車馬のように走れ！」
日高「言われなくてもそーするよ！！」
(……うるせぇ４バカ)
何だってこんな狭い部屋でそんなギャーギャー騒ぐんだよ…。
少しは他のヤツに気ぃ使えっての。
伏見「……うるせぇ…」
A「昨日の案件まとめ終わりました？」
伏見「まだだ。他にすること……あぁ、こっちが終わらないと進まないのか」
A「今日は仕事が少なかったから…」
伏見「ならそこで待っとけ」
A「うん！」
(…この二人は、ずっと一緒だしな)
あの人の名前……伏見、って言ったっけ。
あの人がずっとAに付きっきりなおかげで、Aと話す時間なんてない。
(敵意剥き出しだろあの人、こっわ)
……隣で、楽しそうに話して笑ってるA。
その目に映るのはーー俺じゃない。
ーーー分かってる。
…あの日、Aがオレを拒否したのは、まだそういう感情を知らなかっただけだって。
オレを嫌ってたわけじゃないって。
なのにオレはーーー…
『…嫌いだよ、こんなヤツ」
ーーーあんなの、ただの八つ当たりだ。
アイツをいじめてたのも、少しでもオレのことを見て欲しかったからだ。
(おかげで、思いっきり嫌われたけどな)
……もう二度と会うことはないと思っていたのに。
また、こうして会えたーーー…。
オレは、もう間違えない。
オレは……まだAが好きなんだーーー。
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社(プロフ) - 遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 (2016年1月3日 0時) (
レス) id: d07dc8a9e8 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 社さん» コメありがとうございます！メリークリスマスです♪ (2015年12月25日 17時) (レス) id: d4e8f41f1e (このIDを非表示/違反報告)
社(プロフ) - メリークリスマスです。 (2015年12月24日 17時) (レス) id: d07dc8a9e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユイ | 作成日時：2015年10月19日 19時
