Warmth〜私だけの...〜

35 ページ35

樹「腹減ったー！！」


風磨「じゃんけんで負けたやつ買いに行こうぜ。」


健人「だいたい言い出しっぺが負けるパターンだよ、風磨。笑」




ってことで、



私「何で私まで道連れなの。最悪。」


風磨「じゃんけん弱いお前が悪い。」



やっぱり言い出しっぺが負けて、



なぜか私も負けた。




海の家までは結構遠くて、



お昼なのもあって人も多かった。




風磨「ダリぃな。

どっか行っちゃおうぜ。」


私「遠慮しときます。」




七人分ってなると結構な量で、



飲み物とかも買ったから重い。




風磨「じゃんけんで負けた方が持ってくか。」


私「懲りないなぁ。

言い出しっぺが負けるんだよ、菊池さん。」




とか言って負けた私。



隣で爆笑する風磨。




私「めっちゃ重いし！」


風磨「知ってるし。

面倒臭ぇから貸せ！歩くの遅い。」




そんなこと言いながら私から袋を取る風磨。



そんなさりげない優しさが大好きなんだ。





私「ありがと。」


風磨「後で倍返ししてもらうからいいんだよ。」


私「、、、じゃあ持ちますよ。」


風磨「大人しく持たれとけ。可愛くねぇな。」




可愛くないのなんて知ってるし。



私「いいよーだ。」





拗ねた私に、



嘘だよ、今すぐ襲いたいの我慢してんだよ。




なんて耳元で言うから、



やめて変態って照れ隠しで返した。

36→←34

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す