ラブソング

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壱「ありがとうございました、この後も楽しんで行きましょう！」



夜公演のライブパートを終え舞台裏にはけてきた



青「みんな急いで〜」



限られた時間内で着替えとメイク直しをするため、青木さんに急かされながら急いでメイク室に戻った



綾「蘭ちゃん手伝うね」



簡単に着れるような作りではあるが、帯など付けて手伝ってくれる綾ちゃん




『ありがとね！』



綾「ううん！後は？」


『あとは下駄と、、、』



時間よりも早く着替えが終わり、メイク直しをしてもらっている時




慎「A、着替え終わった？」


気を使ってメイク室のドアの前から声をかけてくれるマコ


『入って大丈夫だよ』





慎「あれ、ピアスそのまま？」


『あ！忘れてた、ケース取って〜』


慎「はい、」


『ありがとう、____？』




マコから受け取ったいつものアクセサリーケース



『え、、？』



慎「どうかした？」





『マコ、昼公演終わった後ここに入れるの見てたよね、、？』



慎「ん？ピアス？」




マコと一緒に中身を何度見ても、あるはずのピアスがない





『うそっ、なんで、、』


慎「あれ健太さんから貰ったお揃いのだよね？時間もう少しあるから俺も探すわ」




マコとの会話を聞いていた綾ちゃんも一緒になって机の下もカバンの中やメイク用品の下なども探したが一向に見つからない




青「A、慎！何してんの？もお出番だよ！！」


『なくて、、ピアスが』


青「え？？」



『マコにも綾ちゃんにも探すの手伝って貰ったけどないの、、どうしよっ』



青「あれ大事にしてるAが無くすはずないんだよな、、うわ、ごめんA。絶対見つけるから、みんな待ってる」






青木さんに深くお辞儀をし泣きそうな顔にスイッチを入れ舞台裏に戻った




「やっときたっ」



『…』



ス「みなさんお願いします」



けんた君に何も伝えることが出来なかった

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