ラブソング (ページ31)

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明日の仕事もある為、まだ飲んでるメンバーもいたがホテルの部屋に戻った。一人部屋が寂しくて『少し話そ？』と言うと快く「いいよ」と返してくれた彼と部屋のソファーに座った。

『けんた君、なんで私がこういうのに憧れてたって事知ってたの？』

「Aのお母さんとお父さんから聞いた。夢を叶えてあげてほしいって。」

『そうだったんだ』

「さっき、帰られる時に話してたじゃん？何話してたの？って。それね、お母さんとお父さんにAの事話してたんだ。そしたらお父さんに、「自分の気持ちに嘘つかず追いかけ続けて。大切な娘を泣かせないでね。」って日本語で言われて。なんでAちゃんの事を好きだって知ってるんだろって思ったけど、アーティストってこと関係なく気持ちに嘘つかなくていいんだって気付かされたんだ」

『パパ、、。ごめんね、余計なプレッシャーかけちゃって』

「ふふ、そんな事ないよ。実は、HIROさんにも伝えててさ。本気でAの事好きですって。けど、高校卒業するまでは勉強を第一にしてあげてほしいって言われてて。だから遅くなっちゃった」

「でもAもずっと好きでいてくれてたなんて知らなかったな〜」

HIROさんに？？

ビックリしたけどけんた君が本気で考えてくれてたって分かって、ここまで待っててくれたことが本当に嬉しくて思わず抱きしめた。

「いひひ笑 Aちゃん大胆だな〜」

『っ！！ちがっ…！！』

「好きだよ？健太にAちゃんの初めて全部ちょうだい？」

優しくソファーに押し倒されて、けんた君が覆いかぶさってきた。思わず目を瞑ってしまったけど、優しく手を握ってくれる彼に安心して目を開くと自然と見つめあった。

『…んっ、、』

大切にされてるって実感できるくらい優しくて、大事に大事に一つずつキスを落としてくれる。

「怖くない？」「大丈夫？」「辞めてもいいよ？」て何度も聞いてきてくれて、あぁこの人の事好きになって良かったって改めて感じた。

初めての好きな人。

初めての告白。

初めてのキス。

初めての経験。

『けんたくん、大好き。』

これからも沢山の愛を伝えていくよ。

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サプライズだらけの君との日々/ラブソング