ラブソング

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Aside


「みなさん到着いたしましたよ!!」



「沢山ファンの方とかカメラマンとか集まってるみたいだから、なるべく固まって1列で歩いてね」



「かしこまりました！」


携帯の動画で自撮りしながらルンルン歩いてるしょへ君がLIKIYAさんの言葉に元気よくお返事した。



到着口を出るとカメラを構えた沢山の人。



CLのカメラマンだったり、お仕事関係で来てくださっている方も。



バスまでの長い道を進めば進むほど人に囲まれていく。



「란짱! 이거 받으세요!(蘭ちゃん!これ受け取って〜!)」



韓国のRAVERSの女の子が【란짱에게(蘭ちゃんへ)】と書いた袋を渡してきてくれた。



『어! 받아도 돼?고마워!(え!貰ってもいいの?ありがとう!)』



マネージャーから

「受け取った後中身はこっちで確認するから開けないで」

と言われていたから開けれないけど、嬉しくてその他にもお手紙やプレゼントを受け取って両手が塞がってしまった。



あ、ヤバい。



そう思った時には既に前を歩く健太くんから遅れをとっていた。



急いで追いつかないと！と早歩きで健太くんの背中を追っていると、



「예쁘다〜 귀엽네〜(綺麗だね〜かわいいね〜)」






『…きゃっ！！』



急に目の前に現れたおじさんが大声を出しながら抱きつこうとしてきて咄嗟に声が出た。



「「 야! 떨어져!(おい!離れろ!) 」」



「A！！！」

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