ボクの想いを唄にノセテ

スペアキー　2 ページ2

あれから半年。



砕けそうなココロを何度も笑顔に変えて、


どれだけの時間を


自分を飲み込んで歩いてたんだろう。








目まぐるしく進んでく忙しい日々。




沢山作ったキミへの歌を唄う度。




流さずに置いてきた涙が、


ふとこぼれそうになる。






でも…。


キミと楽しい日々を過ごしたのも、

キミに淋しい日々を過ごさせたのも。



全部が全部俺なんだと、今はわかるよ？









今翔くんが、


ココロから笑って幸せだよって言うのなら。





これでよかったんだと、

俺はまた強くなって成長するから。









俺も引っ越して、


あの部屋もテーブルも今はないけれど。





捨てられずにいるよ、

　 翔くんのスペアキー。









翔「カズ…、カズ…、カズ…。」









もう二度と、翔くんの声は聞こえないけど。




俺は元気で…しあわせだよ？って、


いつも、いつでも、届くようにと。





今もキミに向かって唄い続けているから。









あの笑顔や泣き顔。


キミの全てをずっと忘れないからさ。







今、恋が終わった。




恋が終わって…、









“愛”に変わったよ。

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