花子くんにはもう1人弟がいたようです

ここのつ ページ10

花「あぁ、バスケ少年の望んでいるものを与えて、依り代を壊せば大丈夫だヨ〜」

けど、バスケ少年の依り代ってなんだ??
望んでいるものが依り代なんじゃないの??

花「望んでいるものと依り代が同じ時もあるし違う時もある、望んでいるものが特にない霊もいるから、そのときは依り代を壊すだけで大丈夫だヨ」

だったら、依り代を壊すだけでいいんじゃ､､､

花「俺は霊の望みをできるだけ叶えてから依り代を壊したいからサ」

花子さん、結構いい霊なんだな､､､
結構チャラチャラしてていろいろ雑だけど、ちゃんとほかの霊のことも考えてるんだ。

『じゃあ、行こうか。バスケ少年のとこ』

花「れっつごー！」






悠斗side


山田先輩の笑顔めっちゃ可愛かった。
あの笑顔の破壊力やばい。

2年の先輩だったらあと１年一緒にいられる！
けど、2年の先輩で山田先輩結構いたような気がするなぁ。
ま、いっか！
また今度先輩が暇そーな時話しかけよ〜





Aside


ただいま山田さん爆走中
私の花子さんが交互にボールの相手して、望んでいるものを探しています。
あ、今私はボールの相手してるよ☆

花「ぁぁぁあああ！
A!!!!」

『あった?!?!』

花「【ﾋﾟｰ】本見っけた！」

『､､､』

おいおい。バスケ部なんてもん部室においてんだよ。
こっちは真剣に相手してんだよぉぉおお！
さっさと探してっ！

花「あああああ!!!!」

今度はなんだよっっ！

『なに?!?!』

花「いいもん見っけた〜！」

どーせまたどうでも良いものでしょ！
さっさと探せよ､､､

内心イラつきながら花子さんの方を向くと




生クビ。



『ぎゃぁぁあああ！』

てか、絶対それじゃん！
はよ少年に渡してこいよォォおお！


花「バスケ少年！君が望んでるものはこれかい？」

バスケ少年は手で丸を作っている
良かった､､､あとは依り代を壊すだけ。
ぱっとバスケ少年を見るとちゃんと首から上がある。

しかも、結構イケメン。
けど、依り代を壊してないためボールはまだ追いかけてくる。
今は花子さんが相手してるんだけどね

『ねぇねぇ、バスケ少年。君の依代ってどこにあるの??』

聞いても教えてくれないことを承知で聞いてみた。

バスケ少年はそっぽを向いて袖口を引っ張ってくる
少年について行くと、倉庫の前でピタリと止まった

バスケ少年「この先、僕の境界。依り代もこの先。」

バスケ少年は私に背を向けて来た道を戻っていく

『あ、ありがとう!!!』


私は倉庫の扉を開けた。

とお→←やっつ

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

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