とお ページ11
『わぁ。真っ暗じゃん、、、』
倉庫の中は真っ暗で先がよく見えない。
よく見たら先の方にぼんやりとあかりが見える
あの明かりに向かって行ったらいいのかな、、、
雑音ひとつしない。
ただただ私が水面を歩く音だけ
静かだな、、、
明かりのところには下へと続く階段があった
この先に依り代があるのかな、、、
最後の一段を踏んだ時、一気に部屋が明るくなった
その部屋の真ん中には机があり、そこに封と書かれた札がついているバスケットボールがあった。
『これを剥がしたらいいんだよね。
失礼しますっ!』
ペリッ
「紬はきっとすごいバスケ選手になれるよ!だから、絶対に夢を諦めちゃダメだよ。」
、、、つむぎ??
少年の名前、、、?
「紬!バスケやろーぜ〜」
「やっぱ1年は雑魚ばっかだな〜」
『そんなことないです!みんな頑張って練習してるんですよ、、、!周りから見たら楽をしている先輩達の方が雑魚だと思いますけど』
「は?お前なに調子に乗ってんの?
先輩に向かって舐めた態度とってんじゃねぇぞ!」
バキッ
紬くん、、、
「よっしゃぁぁ!紬!優勝や!!!おめーと!!!」
『僕だけじゃないよ、皆がいてくれたから優勝出来たんだよ、、、!』
「、、、チッ。なんであいつが囲まれてんだよ。
あ、そぉだ、いいこと思いつーいたぁ〜」
「紬、、、ちょっと来てくれ。」
「この前の大会の事なんだが、、、君が反則をしていたのを見たという人が多数いてな、、、。
優勝は相手チームってことになった。
先生はお前を信じているから、次の大会で頑張ってくれよ。」
なにこれ。絶対あの先輩じゃん。
そこまでして紬くんを追い詰めたかったの?!
努力して勝ち取ったメダルなのに、、、酷すぎる。
それに多数って、どうゆうこと、、、?共犯者がいるの??
「あははっ!だっさ〜笑笑まじうける笑笑」
「うわ、くっさ〜!何生ゴミかぶってんの笑笑」
「反則で優勝したくせに、なに勝者ぶってんだよ笑」
「お前、バスケ向いてねぇよ笑
やめちゃえば?爆笑」
『、、、は?』
そこから私が見たのはあまりにも残虐だった。
他人に否定されるのがどれだけ辛かったのか、いろいろな感情がひしひしと伝わってきた。
紬くんは怒り狂って自分自身を制御できなかったのだろう
なにもかもが手遅れになったあと、罪悪感に押しつぶされ、自ら命を絶った。
急に意識が遠のき、眠りに落ちてしまった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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Remix(東方好き) - ちょっと怖いけど、ストーリーとか面白いですね!頑張ってください! (2019年6月1日 20時) (レス) id: bda1ec34af (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたろぉ - 桜さん» 出来るだけ毎日1話ずつ書くよう心がけますっ!更新待っててくれたら嬉しいですっ (2019年4月8日 23時) (レス) id: 2fd845b63f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この物語大好きです!!無理しないように更新してください!! (2019年4月7日 12時) (レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたろぉ - 桜さん» なんて嬉しいお言葉っ!その一言ですごいやる気出ます! (2019年4月2日 11時) (レス) id: 2fd845b63f (このIDを非表示/違反報告)
桜 - この物語好きです!! (2019年4月1日 9時) (レス) id: f4327bfb3f (このIDを非表示/違反報告)
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