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しばらくしてから、病室の扉が開いた。そして、お医者さんっぽい人が入ってきた。
医者「あ、どうも。私、山田さんの担当医です」
その人は、佐藤と名乗った。
宏太「どうして運ばれたんですか？」
薮の質問に、一瞬の躊躇いを見せた。
医者「えっと…、恐らく、誰かに刺されたのでしょう」
光「刺された…？」
医者「えぇ。ナイフで脇腹を…。」
裕翔「退院はいつできますか？」
医者「傷がそこまで深くなかったのですぐにできると思うんですが…」
宏太「…ですが？」
医者「問題は、心のケアです」
侑李「心の、ケア…？」
お医者さんは、寝ている山田の右手をとって、俺たちに見せた。
光「なに、それ…」
手首には、無数の傷痕。
医者「リスカ、でしょう。今の山田さんは、目覚めたらパニックを起こすと思われます」
慧「…パニック…」
医者「もしかしたら、対人恐怖症とかに…」
「対人恐怖症」
山田をそこまで追い詰めたのはきっと、俺たちだ。
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朱雀 - 泣けた。すっごい感動しました！ (2018年9月29日 8時) (
レス) id: 6b690ae98e (このIDを非表示/違反報告)
あこ - とても素晴らしい作品だなと思いました！これからもゆーかさんの作品を読んでみたいと思います。 (2018年7月15日 7時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - ありやまさん» ありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです！ (2016年8月28日 14時) (レス) id: 5226a89598 (このIDを非表示/違反報告)
ありやま - すごく泣けました（涙）いいお話ありがとうございます！ (2016年8月24日 11時) (レス) id: b5af6b668d (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - ゆーかさん» はい！見ます！ (2016年8月15日 13時) (レス) id: 2d860c57c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：y | 作成日時：2016年8月2日 7時
