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山田が…
__倒れた?
いや、違うんだ。
崩れ落ちた、の方が正しいな。
山田は足がガクッと折れて、座り込んだ。
宏太「山田…?大丈夫?」
涼介「ハァ…ハァ…だいじょぶ、だから…ハァ…おねがい…、ハァ…来ないで…」
頭を撫でようとした薮の手を、パシッと掴んだ。
振「今日は終わりにしよう。時間ならたくさんあるからさ」
涼介「すみません…」
振「じゃあ、また後日連絡するから。山田、お大事にな」
涼介「はい…」
振り付け師さんが出ていってから、山田は立ち上がった。
光「山田?」
涼介「…帰る」
宏太「…お前、足怪我してるだろ」
涼介「…っ!」
どうやら、図星のようだ。
大貴「送ろうか?」
涼介「いい…」
恐怖で怯えたような山田の目を見て、これ以上なにも言えなかった。
小走りで出ていった山田の背中を、静かに眺めていた。
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朱雀 - 泣けた。すっごい感動しました! (2018年9月29日 8時) (レス) id: 6b690ae98e (このIDを非表示/違反報告)
あこ - とても素晴らしい作品だなと思いました!これからもゆーかさんの作品を読んでみたいと思います。 (2018年7月15日 7時) (レス) id: 07c5fefbe8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか(プロフ) - ありやまさん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです! (2016年8月28日 14時) (レス) id: 5226a89598 (このIDを非表示/違反報告)
ありやま - すごく泣けました(涙)いいお話ありがとうございます! (2016年8月24日 11時) (レス) id: b5af6b668d (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - ゆーかさん» はい!見ます! (2016年8月15日 13時) (レス) id: 2d860c57c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:y | 作成日時:2016年8月2日 7時