声優さん達と青春。【男性声優】

柿原徹也さん ページ5

『おっ！ライブ当たった！』

今日学校の昼休みに私の好きなバンドのライブに当たった。
スマホを片手に見て嬉しくて足が宙に浮くような感じだ。


やったー！

柿原「危なっ！」
『うっ？！』

私は誰かに制服の首元を掴まれた。

柿原「おいおいちゃんと前見ながら歩けよ！階段から落ちるとこだったぞ？！」
『柿原先輩！…うわっ私死ぬとこでした？w』
柿原「笑い事じゃないの！」

この人は私の近所に住む柿原徹也先輩だ。
ドイツから来たかなんかか知らないけど優秀でドイツ語ペラペラだ。

『てか、助けるならもっとかっよく助けて欲しかったです…。首らへん痛いw』
柿原「悪かったね。そこまで考えてなかったわw」
『えーひどいですよー？』
柿原「あっ俺やることあるから。ばいばい！」
『あっはい。』

その時に柿原先輩が何かを忘れたようにこっちに戻って来た。

『えっなんですか？』
柿原「いやー…最近なんか可愛くなったよね。」
『…は？』
柿原「可愛くなったよねって！w前から可愛かったけどさ。」
『……はぁー…柿原先輩やっぱモテますよね。』
柿原「うそー？w」

キーンコーンカーンコーン

『あっ！戻らないと！』
柿原「………Ich bin verrückt nach dir. Ich mag es.」
『えっ？なんて？』

柿原先輩はドイツ語でなんか言って去っていった。

『…謎い。』

_______
___

『ねーお父さん。』
父「なんだ？」

私は夜ご飯の時に今日柿原先輩が言ってた意味を聞いた。
お父さん頭いいからさ！←


『なんだっけ…えーと…。Ich bin verrückt nach dir. Ich mag es？ってどういう意味？』
父「君に夢中です。好きです。……それがどうした？」

ごんっ

母「えっ？！どうしたの？！」

私は衝撃のその言葉に机に頭をぶつけた。

『……なるほどね////』

柿原先輩って私のこと好きなんだ。

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