1ポンドの福音 4 (ページ7)

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∞(人1)side∞

ジムを出ていった勝己を追いかけたら、勝己は公園にある電車の中に入っていった

(人1)「勝己…ﾊｧﾊｧ」

勝己「(人1)…」

勝己は少し涙目になっていた

私は勝己の隣に座った

(人1)「ごめんね…何もしてあげられなくて…」

勝己「なんで(人1)が泣いてんの…」

私はいつの間にか泣いていたらしい

(人1)「なんで泣いてんだろ、一番辛いのは勝己なのにね。ほんとごめん…」

勝己「(人1)、顔あげて？」

私は顔をあげたら…

(人1)「んんっ…//」

私の唇に勝己の唇が重なった…

ｶｰﾝ

電車の中にある鐘の音がなった

えっ…

耕作「勝己くんと(人1)見っけ！」

(人1)「お兄ちゃんとシスター！？////」

勝己「あっ////」

また見られた…//// しかも、シスターにまで…

アンジェラ「誰にも見つからない場所ですか」

耕作「あ、一回だけ食べてるところを見つかったことあるんですよ、勝己くんに」ﾊﾊﾊｯ

勝己は電車の外に出た

アンジェラ「勝己さん！」

私達も外に出た

アンジェラ「会長さんが心配してますよ！頑張りましょう？イジメに負けないように」

勝己「そんな簡単に言わないでよ！」

アンジェラ「すみません」

勝己「頑張るのだって大変なんだよ」

アンジェラ「はい」

勝己「そうだよね…シスターには神様がいるから頑張れるよね…耕作さんにも…ジムの皆にはボクシングがあるしね…僕には何もないから頑張れない…」

(人1)「勝己…」

アンジェラ「勝己さんが強くなればいいんです」

勝己「なれないでしょ。人間急に変わったりできないでしょ」

アンジェラ「そんなことありません。私は…変わりました」

勝己「何で？」

アンジェラ「畑中さんに会って…勝己さんも変われます」

勝己「…そうなの？耕作さん」

耕作「一ついいかな…寒い」

ｶﾞｸｯ

こんな時に…

勝己「え～」

耕作「お腹もすいたしさ、早くお家帰ろ、ね？シスターお腹すいた」

勝己「耕作さんに相談した僕が悪かった」

耕作「お腹すいた。ペコペコペコあぁ、お腹すいた。ペコリンチョ」

(人1)「子供か！笑」

私達はジムへ向かった

耕作「そう言えば」

(人1)「ん？」

耕作「二人のいいところ邪魔しちゃってごめんね？」

アンジェラ「私も見てしまってすみません//」

(人1)&勝己「……//」

(人1)「何でシスターが顔赤くしてるんですか」

アンジェラ「あぁいうこと、初めて見たので…」

(人1)「普通見ないでしょ笑」