エイトハウス【番外編】

ドラム ページ30

忠義くんの部屋








忠義くんの匂いが、いっぱい。。









顔熱い。









ドキドキしてる。。









こんなん、下心丸見えやん……









忠義くんのドラム









スティックが落ちてたから、拾った。









「ん、あ。ごめんな」









って忠義くんがふわっと笑って









わたしが渡したスティックを受け取る。









「忠義くん、ドラム難しいん？」









「せやなあ。難しい。

でも、慣れたらむっちゃ楽しいし気持ちいい」









ドラム難しいんかあー









「叩いてみる？」









ふふって笑って忠義くんは、そんなん言う。









「いいん！？」









「えーよえーよー♡」









って、おいでおいでってされて









イスに座らされて。









「いっぱいあるんやなあ。」









「んふふ♡せやで。
いっぱいあるよ。叩いてええよ」









緊張しながら、叩いてみた。









《 トン 》









って小さく音が鳴る。









「うわ。」









「ふふ♡Aちゃんが今叩いたんは、

スネアドラム。」









「スネアドラム？？？」









「そうそう。このコの名前ー」









「え！！一個一個に名前あんの！」









「うん！笑」









へえー。しらなんだー。

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