一言で―ヒロトSIDE― ページ23
円「おーい!そろそろ帰るぞー!」
円堂くんが別荘から荷物を運べと指示している
俺はなにもしないまま、自分の部屋から外を眺めていた
緑「おーい、ヒロトー……」
すると、緑川が扉をそっと開けて入ってきた
緑「そろそろ帰る時間だぞ」
ヒ「あぁ……。先、行っててくれ」
俺はチラッと緑川を見てそう言うと
緑「…分かった」
苦笑いして緑川は部屋を出て行った
今の俺には、そんな緑川の顔さえどうでもよく思えた
自分ながら最低だと思う
みんなにまで心配かけて……
・
・
・
大切な子までを傷つけてしまった
本当は、行ってほしくなんかなかった
本当は、行かないでって言いたかった
でも、俺はまだガキで良い判断なんてできないから……
なにが正しいのかなんて分かりはしない
きっとそれは俺だけじゃなくてみんな同じだと思う
みんな、Aちゃんが大好きなんだ
でも……みんな俺と同じでなにをするべきなのか分からない
みんなだってAちゃんに行ってほしくなんかないはずだ
なのに……なんで素直になれないんだろう
そうすれば、Aちゃんが傷つくこともなかったのに――……
俺はそう思いながら、部屋を出た
そしてみんなが集まっているリビングへ行った
円「全員揃ったな!じゃあ、出発するぞ!荷物を持って船に乗れ!」
俺は周りを見渡したけど、Aちゃんの姿はなかった――……
ヒ「当たり前……か」
俺も荷物を持って、別荘を出て行こうとした
その時、
「みんなっ!待ってくれ!!」
突然南雲たちが息を切らして外から走ってきた
緑「どうしたんだ?」
晴「……Aを知らないか!?」
佐「A……?さぁ?知らないな…」
円「Aがどうかしたか……?」
みんなの視線が南雲に向く
晴「それが……Aがいなくなったんだ……!」
南雲の一言でみんなが絶句した
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
童顔優穂(プロフ) - 涼野照美さん» はい!頑張ります (2012年10月7日 20時) (
レス) id: 37b27eccc6 (このIDを非表示/違反報告)
童顔優穂(プロフ) - 涼野 晴香さん» そうかもしれません!ｗｗ (2012年10月3日 22時) (レス) id: 37b27eccc6 (このIDを非表示/違反報告)
童顔優穂(プロフ) - RiAさん» 号泣ですか!?嬉しいです!私も号泣したいです! (2012年10月3日 22時) (レス) id: 37b27eccc6 (このIDを非表示/違反報告)
童顔優穂(プロフ) - ゆふゆさん» だ、大丈夫ですか!? (2012年10月3日 22時) (レス) id: 37b27eccc6 (このIDを非表示/違反報告)
童顔優穂(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!遅くてすみません;;テスト終わったら更新します!頑張ります (2012年10月3日 22時) (レス) id: 37b27eccc6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優穂
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/aiha1/
作成日時：2012年3月22日 18時
