14話 勘違い2 ページ14
「A、なんか大変なことになってるな。」
昼休み。キドが教室の隅にいる数人の女子をチラッと見て呟いた。
「うん、まあね……」
「悪い噂じゃないからまだ良いんだが……」
「知らないうちに話に尾ひれが付いてて。尾ひれどころか羽も付いてる気がするけど。」
ちなみに、当の修哉はこういう日に限って風邪なんか引いている。
「A、ほら、こんな感じになってる。」
そう言ってマリーが私に見せたのは、スマホの画m……
「マリー！？うちの学校、携帯の持ち込みは原則禁止だよ！？」
何故だかこういう所は校則が厳しい。
「う、うん……なんか間違えて鞄に入れちゃったみたい…」
マリーの目は、「先生には言わないで！」と訴えていた。
「おま…どうしたら間違えるんだよ…」
「うぅ…」
「あっ、だ、大丈夫、誰にも言わないから！
…ちょっと貸して。」
マリーのスマホ画面を見ると、例の無料通信アプリが開かれていた。スクロールしながら、昨日から今日にかけての会話をざっと読む。
パッと見た感じでは、とりあえず嫌な雰囲気はなかった。なかったのだけれども。
「これ、完全に私と修哉が付き合ってるって話になっちゃってるし…しかも結構広まってる感じだよね…」
「A…大丈夫か？」
「最悪ーーーっ！何でこうなるのーーーっ！」
腕を前に放り出すようにして机に突っ伏す。
ゴツッ。鈍い音と共に、おでこに痛みが走る。
「痛ぁ。…あれ、そう言えば幸助は？」
「えっと、確かレポートを提出しに行ったはずだけど。遅いねー。」
「そうだな。確かに、職員室なら往復5分もかからないしな。」
「レポートって、日本史の？…まさか
「珍しい事もあるもんだな。」
まあ幸助だって人間だから、忘れ物くらいするだろう。
でも、それにしたって、私にはちょっと違和感があった。
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はむかつ(プロフ) - 小遥さん» うわああ！コメントありがとうございます！すみません！気がつきませんでした！今ちょっと期末テスト前であれなのですが、テストが終わったらバリバリ書かせて頂きます！ (2016年2月9日 18時) (
レス) id: 878a3a8115 (このIDを非表示/違反報告)
小遥 - 面白いです！続き気になるので頑張って下さい！！ (2016年1月23日 23時) (レス) id: 54435abd29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむかつ | 作成日時：2016年1月7日 19時
