2話 朝 ページ2
Aside
「行って来まーす！」
真夏の朝。天気予報では、「今年一番の猛暑」なんて言っている。
私は、うだるような暑さを吹き飛ばすように大きな声を出すと、いつもの道を走り出した。
まっすぐに行って、3つ目の交差点を左へ曲がり、そのまま十数メートル。
今はもう潰れてしまった元パン屋の軒先が、私たちのいつもの待ち合わせ場所。
10年前から変わらない約束だ。
「あ、A！おはようっす！」
「幸助、おはよー！」
今日も幸助は爽やか。ニコニコしながら、私に手を振ってくれる。
…それに対して
「もう、A、また寝坊したの？いつもより10分遅いよー。」
修哉が笑いながら言った。
「寝坊じゃないし。ちょっと日本史の課題やってただけだもん！それに、修哉だって昨日は10分遅刻してきたじゃん。」
ふん！と顔をそらした。
表情と言っている言葉がかみ合わない感じも好きじゃない。
「いや、10分だけだからー。」
「まあまあ、Aも修哉も落ち着くっす。いいじゃないっすか10分や15分くらい。登校時間には充分間に合うんすから。」
幸助が私と修哉の間に入ってくる。
「僕は別に落ち着いてるけどー？…いやあ、Aと話したかっただけだってー！」
「何それ。わけわかんない。」
「だから、落ち着くっす！」
私と修哉の口論を、幸助が止めに入る。
毎日繰り返してるいつものパターンだ。
「おはようございまーす！」
挨拶運動の人たちの挨拶を、会釈でさりげなくかわしながら門をくぐる。
まったく。挨拶運動なんて誰が思いついたんだか。…委員の方々、ご苦労様です。
「あ、A、バイバイ！」
「また後でっす！」
うちの学校では、男子と女子の昇降口が分かれている。何故なのかは知らないけれど。
一説によれば、「下駄箱にラブレターを入れにくくするため」らしい。
…でもそんな、先生たち、子供じゃあるまいし。そんな嫉妬みたいなこと、ねえ？
ー駄作者よりヒトコトー
こんな感じで続くと思いますので。
よろしくお願いします♪
あと、中途半端ですみません。文字数の関係で次に行かせていただきます。
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はむかつ(プロフ) - 小遥さん» うわああ！コメントありがとうございます！すみません！気がつきませんでした！今ちょっと期末テスト前であれなのですが、テストが終わったらバリバリ書かせて頂きます！ (2016年2月9日 18時) (
レス) id: 878a3a8115 (このIDを非表示/違反報告)
小遥 - 面白いです！続き気になるので頑張って下さい！！ (2016年1月23日 23時) (レス) id: 54435abd29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむかつ | 作成日時：2016年1月7日 19時
