検索窓
今日:10 hit、昨日:57 hit、合計:67,282 hit

episode.14 ページ15

学校を出ると辺りは暗くなっていた






『うわー、暗いね…』


「もう8時だからね」


『もうそんな時間?!遅くまで付き合わせちゃってごめんね、、』


「俺は大丈夫だし、教えるのも勉強になるから気にしなくていいよ」



『ありがとう…』






実は私暗いのすごく苦手なんですよね…



お化け屋敷とかはもちろん、夜道もすごく苦手





普段はすぐ家に帰ってたから、こんな暗い道歩くのも久々ですごく怖い…



でも今は隣に京治がいるから大丈夫






『この時間だと結構冷えるんだねー、寒いっ!』



「たしかにちょっと冷えるな」




京治は少し寒そうに自分の手をさすっていた



おっとここはチャンスかな? よし!!



『京治、手冷たいの?私が温めてあげるよ!!』



さぁ、どうくるかな??




「じゃあ温めてよ」


と京治は余裕な顔をして手を差し出してくる



まあここまでは想定内なので
私は緊張しているのがバレないように京治の手を握りしめた




『あっったかーーい!!え!あったかい!』



「Aの手冷たすぎ、全然温まらないんだけど」



京治の手はカイロのように温かかった


やっぱり男の子って体温高めなんだな、、




『待って!もうちょっとこのまま!温めさせて!』




まるで立場が逆転してしまった


でも本当に温かいんだもん









「じゃあこのまま手繋いで帰る?」









『え?!!』







予想外の返答に驚き




とっさに握っていた手を離してしまった







「自分から触ってきておいて驚きすぎじゃない?」





京治はクスクスと笑っている





『もうからかわないでー!!』






「俺は本気でそのまま帰っていいって思ったけど」









え…なにそれ…



もうやめて本当に心臓に悪い






『もう嘘ばっかり!!』








こんな感じでからかわれてばかり







本気でなんとも思われていないんだなって実感させられる









私もう諦めたほうがいいのかな、、









でも諦めたくない









そんな感じのやり取りをしていると




分かれ道にさしかかった









「Aどっち?」



『私は左だよー』



「俺は右だ」




『あ、じゃあ別々だね!』






もうここでお別れか






途中まで一緒に帰れて幸せだったな…









て待って、その前に




私この暗い道一人帰るの?





え、待って無理









でも京治に付いてきてもらうわけにもいかないし…

episode.15→←episode.13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
193人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 赤葦京治 , 無気力   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

皐月(プロフ) - 黒尾ファンさん» そうなんですね!!たしかに根が全て悪いわけではなさそうですね、敵にしたら怖そうですけど笑 (3月31日 12時) (レス) @page18 id: 07fbf6e2b8 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 長谷川さんみたいな子いますようちの学校うに、ちょっと怖いですけど、優しいときもあります!!!! (3月31日 12時) (レス) @page11 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 天 元なっつ。さん» 好きとか!嬉しいです!ありがとうございます!!!ゆっくりかもしれませんが頑張って更新します(^O^) (2020年12月29日 15時) (レス) id: 3cca05d47b (このIDを非表示/違反報告)
天 元なっつ。 - めっちゃ好きです!! 更新頑張って下さい!! (2020年12月29日 11時) (レス) id: 323c2d6c78 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - あおい亜緒さん» ほんとですか!好きとかめちゃくちゃ嬉しいです( ; ; )私も好きです(←)更新頑張ります!! (2020年12月29日 2時) (レス) id: 3cca05d47b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:皐月 | 作成日時:2020年12月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。