［続編］無気力な彼に宣戦布告されちゃいました【赤葦京治】

episode.8 ページ11

上映までは少し時間があった





「微妙に時間あるな、どうしようか」



『そうだねー、うーーん』




「A、ポップコーン食べたいの？」



『えっ！なんで？！』



何でバレたの…！



「いや、すごく見てたから食べたいのかなって」




無意識でポップコーンをガン見してたとか



色気無さすぎだし、恥ずかしすぎるでしょ…！




「買う？」


『いや、私はそんな…』


本当は食べてみたい…




「俺も食べてみたいしさ、一緒に買わない？」



私に気を遣ってくれてるのかな…


あぁ、もう優しすぎるし…



『…うん…！』



私達はポップコーンのお店の前に並んだ




「決まった？」




『待って…どうしよう、キャラメルか塩か…』





これは究極の選択だ


甘さを取るか、塩っけを取るか、、



『京治ごめんね…遅くて、』


こんなことで待たせてしまって申し訳ない、、



すると京治は


「全然いいよ」


と言っていつもの優しい表情を見せてくれた





好きだ


と思わず思ってしまった





『ごめん、なかなか決められない…』





「じゃああれにする？」


そう言って京治が指差したものを見ると



大きめのサイズでキャラメル味と塩味の両方が入っているものがそこにあった




「あれ頼んで半分こする？」




『え！いいの？？半分こする！！！』


「じゃあそうしようか」





2つの味が楽しめるなんて！

優しい京治のおかげだな…





『京治！ありがとうね！！！』




そうお礼を言うと、
京治の手が私の頭へと伸びてきた



どうやら頭を撫でられているようだ




『…え？！』


私が驚いているにも関わらず



京治はポツリと




「かわいい」


と呟いた






自分の顔が真っ赤になってるのはすぐに分かった




あれ、もう今日私だめかも、、



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久々の更新からの1日に2回更新という意味わからないことしてすみません！


書けるうちに書いておこうと思いまして(^_^;)






今後もよろしくお願い致します(^^)

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