第六話 ページ8
みんなは、なんだかんだ言いながら、席に着く。
柊「みんな走ってる走ってる!もう2、3個爆発させないと緊張感でないかな〜と思ったけど結構皆必死に逃げてくれてるね!」
先生が窓から逃げ惑う人を眺めているのを見計らって皆は素早く携帯を打つ。え、俺?俺は、打たない。でも、その代わり、何かあった時用の、無線をポケットに突っ込む。ナイフとは別のところに。
柊「はい携帯ストップ!」
ほら、先生にはお見通しだった。
柊「これから皆の鞄と携帯を回収する。」
白く大きな袋を見せられる。袋に入れるのか、、、。
柊「もし余計なことをしたら、、、、、、、、、」
まだ携帯をいじる人の背中をバァァァン!と言いながら叩いた。俺は、それに驚いてしまい、ビクッと躰が跳ねた。や、やめろよ。びっくりするだろ。そう言いたいけど、黙っておく。そして、みんなが渋々と袋に鞄を入れていく。
柊「中原も入れてー」
『あ、はい。』
そして、俺は、報告書等が入ったファイルだけ抜いた後、ポイッと鞄を突っ込む。これで善いか。、、、あ、
『先生、ちょっと待って!』
俺は、手袋だけ取った。手袋付けとかねぇと、色々な意味で後がヤバそうだからな。下手したら、ミスって異能力発動なんてことも、、、。まぁ、それはねぇか。その後、みんなの鞄等が入った袋を前に置き、先生は教卓に手を着いた。
柊「君達が人質になったのは、理由がある」
キーンコーンカーンコーン、、、、、、
このタイミングで鳴るか?普通。空気読めよ。
柊「はいきりーつ!」
ガタッ
え、立ったの俺だけ??
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作者名:十六夜紅葉 | 作者ホームページ:http://yuuha0421
作成日時:2023年3月3日 21時