第二十一話（少し変更） ページ23
その後、先生との一騎打ち。俺は、机から降りて、一歩踏みだし先生の腹に拳を入れる。先生は壁に強く背中をぶつけた。一瞬意識が飛びかけていたが、直ぐに意識を取り戻し立ち上がった。
やっぱり先生体鍛えてる。何時もならこれで気絶する人も多いのに。
背後からガタガタッ！という音や、か細い悲鳴が聞こえる。
想定外だったのだろう。皆も、先生も。俺がこれだけの体術を使えるだなんて、きっと誰も考えていなかった。
そりゃそうだ。だって、毎回ボコられてやったし、本気なんて、出さなかった。俺はこれでも、“ポートマフィア一の体術遣い”だ。こんなので、負けてたまるか。そう思いながら、肩で息をする先生から数歩離れる。
今度は先生から殴り掛かってきた。その拳を俺は体をそのまま、浮かせて回避、そして、先生の顎に蹴りを入れようとしたが、それは虚しく避けらた。
顎を強打すれば意識が朦朧とするのだ。まぁ、避けられるのは予想していた。と思いながら、俺は体制を整え直す。一応な。先生がこちらを振り返り、息を切らしながら言う。
柊「何で、お前が俺を止めるんだ､､､､､､？中尾に、いい思い出なんてないだろう､､､！」
『確かにな。』
確かにそうだ。いじめを受けてたから。でも、それとこれとは別だ。
『俺は、
『だからよぉ、別に、大した理由なねぇんだ。』
俺は、そう言った後、先生を引き寄せ、体制を崩した後、そのまま、背負い投げをする。床に強く打ち付けた。でも、んなこと、どうでもいい。気絶した､､､？そう思って、少しホッとしていると、
柊「中原、すごいな。だが、背中を相手に見せるのは良くないぞ。」
『っは､､､！？』
声が聞こえた瞬間、首に衝撃が走る。くっそ、油断してた､､､。気絶してると思ってたのに､､､。
柊「悪いなぁ、中原。」
そんな声が聞こえた。そして、目の前がチカチカした。う、まずい､､､。
『､､､っ､､､』
先生が中尾に馬乗りになり、ナイフを振り上げた瞬間、目の前が真っ暗になった。
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作者名：十六夜紅葉 | 作者ホームページ：http://yuuha0421
作成日時：2023年3月3日 21時
