第二十話 ページ22
___シンニュウシャハッケン!シンニュウシャハッケン!___
突然無機質な声が先生のパソコンから聞こえた。侵入者、、、、、、、、、。警察の特殊部隊か、、、、、、、、、?先生は上着に着いているマイクに語りかける。
柊「警察の皆さん、言った筈ですよ。何かあったら生徒の命は保証しない、と」
少しの沈黙の後、先生はまた口を開く。
柊「良いだろう、そちらがその気なら、、、、、、、、、。“最初の犠牲者はお前だ”」
先生の目線の先にいたのは、
中尾蓮だ。
先生は中尾に掴みかかる。
中尾「放せっ、、、!、、、放せよ!」
中尾は抵抗する。だが、先生はあっという間に中尾を殴って机にぶつけ、気絶させてしまう。そしてポケットからナイフを取り出し、それを組み立てて、振りかざした。
俺は咄嗟に、動いていた。
柊「なんだ、邪魔するのか?
中原?」
そう。俺は、咄嗟に止めていた。先生と、中尾の間にはいっていたのだ。ついでに、素手でナイフの刃の部分を持ってた。ズキズキしてて痛い、、、。その痛みに少し顔を歪める。でも、これで、
『、、、これで、ナイフは、俺の、、、意のままに操れる、、、。(ボソッ』
そう呟く。まずは、先生を説得する。
『先生、ナイフを離して、床に置け』
柊「それは無理なお願いだなぁ。それとも、お前が身代わりになるか?」
『やだね、断る。』
そう言った後、一息つく。そして、真っ赤に染まった手を見て、少し微笑む。
『はぁ、本当は、言っちゃダメだって、言われてたんだけどなぁ、、、。仕方ねぇよな。』
そう呟いた後、
『“重力操作”』
そして、ナイフにかかる重力を2倍にした。先生は驚いたのか、ナイフを落とす。それを、俺は回収した。
『さぁ、重力と殺りてぇ奴からかかって来い。』
そして、俺は、ヒョイっと机の上に乗る。
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作者名:十六夜紅葉 | 作者ホームページ:http://yuuha0421
作成日時:2023年3月3日 21時