検索窓
今日:18 hit、昨日:1 hit、合計:6,131 hit

第十八話(少し変更と追記) ページ20

今は、先生を止めねぇと、被害が出る。

柊「お前等、爆弾操作時計(これ)があるってことを忘れんなよ?」

立ち上がった先生は、腕時計をちらつかせた。

甲斐「汚ねぇぞ、、、。」

柊「集団で襲ってきながらよく言うよ、、、。あー、痛った!」

そして先生は教卓に手を着いた。振り出しに戻ってきてしまった。

柊「さて、どうしよっか?」

皆が視線を泳がせ、殺しても良いような、都合のよい人を探す。

石倉「そんなに殺したければよぉ」

たまらなくなったかのように、石倉が立ち上がった。そして、床に崩れ落ちている茅野さんを指差した。

石倉「そんなに殺したければよ!茅野を殺れよ。答えを外したのはこいつなんだから!なぁ茅野?


お前が死ねよ。」

皆もそう思ってんだろ!?と全体に問い掛ける。茅野さんが助けを求めるかのように辺りを見渡すが、誰もが気まずそうに目を逸らす。

『、、、は?』

咄嗟に、声が溢れる。俺は、拳を握りしめる。そして、前を向いた。

『手前等、ふざけてんだろ、、、!、、、あ、あと、皆んなそう思ってるって、石倉は、言ってっけど、俺はそうは思ってない。俺は、生きるべき人間だと思ってる。人間の命つーのはよ、儚く脆いものなんだよ。』

未だに、薄汚れている(紅に染まってる)俺が言えねぇのは、わかってんだ。でも、

『手前等さ、人のこと、この手で殺したこと、、、あるのか?、、、人の生死を握ったこと、あんのかよ?』

これだけは、言いたかった。ないくせに、“死ね”とか簡単に言うなよ。ふざけんな。

『俺はさ、言えねぇけどさ、そう簡単に、人に“死ね”とか言うなよ。生命の価値も、知らねぇくせにんなこと言うなよ。』

そんな、辛い(哀しい)こと言うなよ。

第十九話→←第十七話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:十六夜紅葉 | 作者ホームページ:http://yuuha0421  
作成日時:2023年3月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。