第十八話(少し変更と追記) ページ20
今は、先生を止めねぇと、被害が出る。
柊「お前等、
立ち上がった先生は、腕時計をちらつかせた。
甲斐「汚ねぇぞ、、、。」
柊「集団で襲ってきながらよく言うよ、、、。あー、痛った!」
そして先生は教卓に手を着いた。振り出しに戻ってきてしまった。
柊「さて、どうしよっか?」
皆が視線を泳がせ、殺しても良いような、都合のよい人を探す。
石倉「そんなに殺したければよぉ」
たまらなくなったかのように、石倉が立ち上がった。そして、床に崩れ落ちている茅野さんを指差した。
石倉「そんなに殺したければよ!茅野を殺れよ。答えを外したのはこいつなんだから!なぁ茅野?
お前が死ねよ。」
皆もそう思ってんだろ!?と全体に問い掛ける。茅野さんが助けを求めるかのように辺りを見渡すが、誰もが気まずそうに目を逸らす。
『、、、は?』
咄嗟に、声が溢れる。俺は、拳を握りしめる。そして、前を向いた。
『手前等、ふざけてんだろ、、、!、、、あ、あと、皆んなそう思ってるって、石倉は、言ってっけど、俺はそうは思ってない。俺は、生きるべき人間だと思ってる。人間の命つーのはよ、儚く脆いものなんだよ。』
未だに、
『手前等さ、人のこと、この手で殺したこと、、、あるのか?、、、人の生死を握ったこと、あんのかよ?』
これだけは、言いたかった。ないくせに、“死ね”とか簡単に言うなよ。ふざけんな。
『俺はさ、言えねぇけどさ、そう簡単に、人に“死ね”とか言うなよ。生命の価値も、知らねぇくせにんなこと言うなよ。』
そんな、
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作者名:十六夜紅葉 | 作者ホームページ:http://yuuha0421
作成日時:2023年3月3日 21時