何回目かの幕間 一軒家組 ページ16
NO side
「えぇ嘘!?」
第八戦終了のアナウンスが鳴り響いたと同時に、零が思わず立ち上がる。
とはいえ別におかしい事ではない。むしろあんなに勝利が確定していると思っていたゼロが
負けて驚かない方がおかしい。
「まじかよあいつ…ゼロを倒すとか…」
「それにしても最後のマスタースパーク、ロマンあったなー…ゲホッ」
「あんまり動かない方がいいですよ?死にますから」
「とんでもない事を平然と言わないでよ和華!?」
「てか殺戮の神って何だよ!?かっこいい…!」
やいのやいのやってる中ちらりと横目で見ると、宏太が星空の如く目を輝かせていた。そうだ、今思い出したわこいつ中二病なんだった()
「あ〜…負けたよ…〜!」
と、その時私達の耳に聞きなれた声が入ってくる。全員の予想通り、ゼロだった。
「いや〜、まさか
「何でせいせいすんだよ!?」
「あんたねぇ、いつもいつも表に出てきては私の話を遮って来たの忘れたわけじゃないでしょうね!?」
「いや、それはさ…ふ」
零に反論しようと口を開いたゼロだが、その続きが発される事は無かった。ゼロが零の膝に突っ伏したからである。
「…こいつ…最悪のタイミングで意識失って…」
最早呆れた様に項垂れる零。その刹那、ゼロは静かに零の中に入っていった。
「ふぁぁ…第2回戦の一軒家組の出番は、もう無い…か?」
疑問形になった真央の言葉を聞いて、カノンが腕を伸ばして落ちていたプリントを拾い上げて確認する。
「そーだね、ちな第七戦は…幽玄憂梦って人で、相手はエインセル…実行委員会の人!」
「へぇー、あの人ね…」
「絶対あの人強いやん。そのゆうむって人が負けるんじゃね?」
「いやいや、そもそも私達この憂梦って人知らないし。もしかしたらヘカーティアくらい強いかもよ?」
「まぁ、どちらが勝つかは神のみぞ知る…ってやつやな」
一軒家組の出番は、ここで一旦御終い。
そんな雰囲気が漂い、外来人達は観戦に徹するのだった。
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フウ(プロフ) - 続編完成いたしました! (2023年4月4日 10時) (レス) id: fb8260418f (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 新章作ります…! (2023年4月4日 8時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新しました! (2023年4月4日 0時) (レス) id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新します! (2023年4月3日 23時) (レス) id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
雨咲(プロフ) - 更新しました!(可能であれば、幻想入り後の鎬と栞と会って頂きたいです!栞は未登場ですが、幻想郷ですぐに鎬と合流する想定なので栞も忘れずにお願いします!) (2023年4月3日 22時) (レス) id: f4c6e65f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ x他8人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2023年2月20日 17時