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戦いの後のロマンス 剣城 ページ15

決着のアナウンスと共に響く歓声。

「はあ…まさか私の必殺技を耐えるなんてな…。それに…まさか人間なんかに負けるとは…。」

何とか立ち上がるゼロ。

「ハハハ…まあ、あれは真正面から根性で耐えてただけだけどな。」
「はあ…今まで殺してきた奴全員の痛みだっていうのに、恐ろしいよお前は…」
「まあ…。無茶苦茶疲れたけどな…じゃあ、俺は皆の元に戻るぜ。それと、今度そっちの家に行かせてくれ。」
「お、良いな。その時は歓迎するよ。それじゃあ。」

2人は観客席へと戻る。
−が、剣城は疲れているのか、足取りはフラフラ、ゼロよりもダメージは大きいようだった。

「つ…疲れた…。」

−そして、階段を上っていた剣城は足を滑らせる。

「わっ…!!」

−それを、何者かが支えた。
霊華だった。

「剣城さん!」
「れ…霊華…。戻って来たんだな。」
「つ…剣城さん、見てました!本当に凄かったです…!」
「ああ…ありがとな…霊華。」

霊華はそのまま剣城を支えて幽香と影の元へと運ぶ。

「お疲れ、剣城。」
「大丈夫なの?」
「影…幽香…ああ、取りあえず大丈夫だ。透華は?」
「あの後、すぐにどこかへ行ったわ。それよりも、一先ず休んでおきなさい。」
「ああ…そうするよ…。」

幽香の言葉に答えた後、彼はスースーと眠り始めた。

「あら…眠ってしまったわね…」
「無理もない。あの痛みを耐え切ったんだから…。」
「剣城さん…。」

心配する霊華。それを見た幽香は、

「ほら、膝枕でもしてあげなさい。」
「…えっ!?私がですが!?」
「…今はあなたが適任よ。」
「は…はい…。」

霊華は顔を真っ赤にしながら霊華の膝の上に剣城の頭を乗せる。

「…これで…良いんでしょうか…。」
「ええ、最高よ。」

いたずらっぽく笑う幽香。
−霊華は顔が真っ赤だったが、剣城の寝顔を見ると、思わず笑顔になっていた。

何回目かの幕間 一軒家組→←第六戦:幻想郷史上最大最強の能力 剣城



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フウ(プロフ) - 続編完成いたしました! (2023年4月4日 10時) (レス) id: fb8260418f (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 新章作ります…! (2023年4月4日 8時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新しました! (2023年4月4日 0時) (レス) id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新します! (2023年4月3日 23時) (レス) id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
雨咲(プロフ) - 更新しました!(可能であれば、幻想入り後の鎬と栞と会って頂きたいです!栞は未登場ですが、幻想郷ですぐに鎬と合流する想定なので栞も忘れずにお願いします!) (2023年4月3日 22時) (レス) id: f4c6e65f12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ x他8人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2023年2月20日 17時

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